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車不要の街づくりへ カリフォルニアが新法

2009-01-30 15:29:29 | ノンジャンル
 エリック・クラプトンのシングルCD「change the world」を買いました。タイトル曲がいいのは当たり前なのですが、同時に収録されている「Danny Boy」もとてもいいです。やはりこの曲、ただものではありません。

 さて、月刊「JAF Mate」2009年1-2月号に、興味深い記事が載っていました。
 引用させていただくと「郊外の一戸建ての家に住み、都心の職場に車で通勤するという米国の生活様式に、見直しを迫る法律が生まれた。カリフォルニア州のSB375号で、2年間の審議のあと州議会を通過、シュワルツネガー知事が署名した。
 新法の最大のねらいは、渋滞と大気汚染の元凶とされる都市のスプロール化(都市が発展する時、市街地が郊外に向かって無秩序に広がること)の阻止。都市開発にあたり、徒歩で用が足せる、職・住・商業が集中している、公共交通機関が使いやすい、などが考慮された計画に、州や連邦の交通補助金が優先的に割り当てられる。罰則はないが、条件を満たさない計画は審査が後回しになり実現は難しくなる。
 現状は、スプロールで人口が集中しないため公共交通機関が成り立たない。住人は車に頼るしかないので、人口増を上回る勢いで車が増加。州人口は現在の3800万から20年後には5000万に達すると見られ、排ガス、渋滞の両面から厳しい対策を迫られていた。
 新法は住宅建設、土地利用、交通の3つを併せて考える画期的なもので、環境派、建設業者、地方政府、市民団体など、異例の幅広い賛同を得た。」
 いいニュースです。アメリカは平野の規模がでかいので、ほっておくと都市のスプロール化が進んでしまうのでしょう。その結果、必要に迫られて、一致団結した感じです。日本は平野が狭く、個人が家を建てられる土地は限られているので、家が限られた平野に集中的に建ち、そこに電車やバスが通るというシステムが自然に出来たこと、また私鉄による住宅地開発が歴史的に早い段階で行なわれたということが、無秩序な街区拡大を防げたのだと思いました。そんな日本でも、今回のカリフォルニアの動きは今後のサスティナブルな社会の構築のために、多くのヒントを秘めていると思います。動きの緩慢な日本政府には期待できないので、日本の身軽な地方公共団体の今後の動きに注目です。