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サム・ライミ監督『オズ はじまりの戦い』その2

2014-06-13 10:58:00 | ノンジャンル
 昨日の続きです。
 士気を奮い立たせるために、偉大な指導者らしく振舞ってほしいとオズに頼むグリンダは、町の人々をオズに紹介します。ガトリング族は農民たちばかり、ティンカー族はハゲで長い顎髭を伸ばす老人ばかり、マンチキンの人々は長身の兵隊でしたが、「服を作れ、歌える」と言ってガウンを脱ぐと、小人3人が肩車をしていました。彼らには殺しは許されていないとグリンダは言い、オズは途方に暮れます。やがて空にまがまがしい雲が現れ、火の玉が降って来ます。着弾した場所から現れたセオドラは、オズを操って空中に投げ飛ばします。セオドラは手の平から火の玉を放とうとしますが、グリンダがそれを消し、エヴァノラがあなたを操っていると言います。セオドラはオズが嘘つきのただの男だと言って、箒に乗って黒い煙を残し、去っていきます。
 「敵は軍隊と魔女でとても適わない」と言うオズに、グリンダは「あなたが思う以上にあなたには力があるかもしれない」と言いますが、オズは「君が望む男にはなれない」と言います。しかしオズはやがて「敵を打ち負かす方法が見つかった」と言って、『奇術のやり方』という本をグリンダに差し出します。オズは「最大のトリックを実現してやる」と言い、空間に映像を映す機械を作り、黒色火薬を大量に生産させます。一方、ウィンキー族の兵士に「容赦なくやっつけろ」と檄を飛ばすエヴァノラ。オズはティンカー族の長老に、秘かに熱気球を作るように命じます。
 出撃したオズらは、グリンダの城からエメラルド・シティに向かいます。ナックはエメラルド・シティの門番の頭を棒で何回も叩き、馬車を中に入れさせることに成功します。ケシ畑にはグリンダが霧を発生させ、その中をグリンダ側の兵士が進んでいきます。エヴァノラに命じられ、その兵士たちに襲いかかる飛ぶヒヒでしたが、兵士たちはワラ人形で、それにヒヒたちが気づいた頃には霧が晴れ、ケシ畑から発生するガスでヒヒたちは永遠の眠りに付いてしまいます。悔しがるエヴァノラとセオドラは、ケシ畑の端から森の中に退避しようとしていたグリンダを飛ぶヒヒによって捕まえ、エメラルド・シティに連れてきます。グリンダの杖を拾った陶器の娘はそれを追います。
 エメラルド・シティの中に馬車で侵入したナックは、地下組織の同志たちに行動の指図をし、やはり馬車とともに侵入したオズも所定の位置に付きます。エヴァノラはグリンダに「そのきれいな顔が我慢できない。あなたの“光”を消し、私の“闇”だけにする」と言います。オズは熱気球に黄金を積み、逃げ出し、それを見ている人々は落胆します。グリンダは火の玉を放ち、熱気球を落とします。オズの死を嘆くフィンリー。「予言は葬られた。グリンダも死ぬ」とエヴァノラはグリンダにとどめを刺そうとしますが、松明の火が次々に消え、爆発とともに現れた煙の中にオズは復活します。「星を解き放ってみせよう」と言って、花火を次々に打ち上げるオズ。エヴァノラは逃げ出します。グリンダは陶器の娘に杖をもらって脱出し、セオドラは箒に乗って逃げ出します。逃げ出そうとしていたエヴァノラを捕まえて、グリンダは戦いを臨み、戦いに負けたエヴァノラは老女に姿を変え、グリンダに父の名の下に追放されます。ヒヒに連れていかれるエヴァノラ。
 「オズの国は永遠に自由になった」というオズからの伝言を受け、喜ぶオズの人々。オズは贈り物として、ナックには笑顔の面、フィンリーには友情の証しとして自分の帽子、家族を欲しがっていた陶器の娘には、新しい家族としてここにいる皆、グリンダにはカーテンの後ろの世界と言い、カーテンの後ろにグリンダを連れていきます。グリンダはオズにもともと善良な心があったと言い、2人がキスすると、それがカーテンに影を作り、それを見たフィンリーらは2人を祝福して映画は終わります。

 原色を使ったCGが美しい映画でした。

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto