'07年に刊行された『作家の読書道2』の「西加奈子」さんのところを読みました。特に印象に残った文章は、エジプトから日本に帰った時、給食が、何百人もの生徒が全員同じものを同じプラスティックの食器で食べさせられるのにびっくりし、囚人みたいだと思ったこと、日本では、女の子がもうオンナって感じで、授業中に手え挙げへんし、マラソンなんかもわざと頑張らんで、友達同士で手えつないで走ったり、トイレも連れションしてたこと、遠藤周作の新潮文庫の背表紙が全部緑色やから、本棚を緑になるのが嬉しくて、買い揃えたこと、「皮膚病のようにただれた壁」という言葉を遠藤周作が何度も使っていること、西さんの高校時代のお気に入りの小説家がオースターだったこと(自分のサイトを見返して気づいたのですが、オースターを私が読み始めたには、西さんの影響でした)などでした。他にも、森見登美彦さん、桜庭一樹さん、古川日出男さん、山本幸久さん、法月綸太郎さん、馳星周さん、三浦しをんさん、荻原浩さん、野中ともそさん、辻内智貴さん、中場利一さん、吉村萬壱さん、島本理生さん、池上永一さん、平安寿子さん、山本一力さん、片山恭一さん、絲山秋子さん、中原昌也さん、町田康さんについての「読書道」が載っています。
また、明日はビル・エヴァンスとスコット・ラファロがヴィレッジ・ヴァンガードで伝説的なセッションを行ってから、ちょうど53年目に当ります。改めて、このセッションによって生まれた2枚のアルバム『ワルツ・フォー・デビー』と『サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』を聞き直したいと思います。
さて、また昨日の続きです。
広能らは明石組の待ち受ける部屋に通される。広能が「打本との盃は蹴る」と言うと、停電になる。気色ばむ双方。ロウソクの炎が灯されると、相原が「そもそも岩崎と小森が原因だ。打本も指を詰めたろ?」と言う。武田「こっちも一度詫びを入れた」宮地「縁が切れることになるぞ」相原「武田だけが反対なんじゃないか?」。そこへ大久保が来て、取り持ち人になることを申し出、武田は頭を下げる。打本は広能とは盃できんとだだをこねるが、連れていかれる。2人残る武田と広能。武田「お前が大久保を引き込んだんだろ?」広能「わしは山守を的と思っとる。明石組と神和会の間に山守を引きずり出して引退させ、お前が跡目を継いだら、どこまでで付いていく。山守がトップであるうちは、組はまとまらん」。
明石組は反対派の早川を破門させ、山守組と復縁する。神和会は副会長の伊丹を送り、山守の責任を追及し、広能の思い通りに決着した。しかし、この話が山守によって豊田に持ち込まれることで、予想外の展開となる。山守組と神和会の間の話で、広能に堅気になれということになったと、大久保が広能に伝えてきた。山守は破門状まで用意していた。
広能は武田にバッジを返し、「首を洗って待っとれ」と捨て台詞を言って山守組を去る。広能の首をすぐに取って来いと言う山守に対し、松永は中立を保とうとするが、武田は山守側に付くか堅気になるか、どちらかを選べと言う。広能の手下の西条は臆病風に吹かれ、女に一緒に東京に行こうと言うが、女は自分はもう倉元のものだと答える。槙原は西条に金を渡す。
相原は打本に「あんたのせいで広能は破門された。あんたも山守に絶縁状を出せ」と言う。武田は早川に土産を要求する。
“山守組系早川組、明石組系打本組を襲撃。広島抗争事件、起る”。
広能は電話を受け、槙原が映画館にいることを知り、兵隊を集める。西条からそれを聞いた倉元は映画館に急ぐ。西条は槙原に密告する。映画館に着いた倉元は待ち構えていた槙原の手下に射殺される。
倉元の葬儀。参列する広能は槙原の手下に襲撃され、倉元の骨壷は車に踏みつぶされる。まだ熱い倉元の骨を握り潰す広能。「若者の命がまず失われ、報われることはない」というナレーションで映画は終わる。
乱闘シーンでの手持ちカメラと、金子信雄のカリカチュアライズされた演技が印象的でした。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)
また、明日はビル・エヴァンスとスコット・ラファロがヴィレッジ・ヴァンガードで伝説的なセッションを行ってから、ちょうど53年目に当ります。改めて、このセッションによって生まれた2枚のアルバム『ワルツ・フォー・デビー』と『サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』を聞き直したいと思います。
さて、また昨日の続きです。
広能らは明石組の待ち受ける部屋に通される。広能が「打本との盃は蹴る」と言うと、停電になる。気色ばむ双方。ロウソクの炎が灯されると、相原が「そもそも岩崎と小森が原因だ。打本も指を詰めたろ?」と言う。武田「こっちも一度詫びを入れた」宮地「縁が切れることになるぞ」相原「武田だけが反対なんじゃないか?」。そこへ大久保が来て、取り持ち人になることを申し出、武田は頭を下げる。打本は広能とは盃できんとだだをこねるが、連れていかれる。2人残る武田と広能。武田「お前が大久保を引き込んだんだろ?」広能「わしは山守を的と思っとる。明石組と神和会の間に山守を引きずり出して引退させ、お前が跡目を継いだら、どこまでで付いていく。山守がトップであるうちは、組はまとまらん」。
明石組は反対派の早川を破門させ、山守組と復縁する。神和会は副会長の伊丹を送り、山守の責任を追及し、広能の思い通りに決着した。しかし、この話が山守によって豊田に持ち込まれることで、予想外の展開となる。山守組と神和会の間の話で、広能に堅気になれということになったと、大久保が広能に伝えてきた。山守は破門状まで用意していた。
広能は武田にバッジを返し、「首を洗って待っとれ」と捨て台詞を言って山守組を去る。広能の首をすぐに取って来いと言う山守に対し、松永は中立を保とうとするが、武田は山守側に付くか堅気になるか、どちらかを選べと言う。広能の手下の西条は臆病風に吹かれ、女に一緒に東京に行こうと言うが、女は自分はもう倉元のものだと答える。槙原は西条に金を渡す。
相原は打本に「あんたのせいで広能は破門された。あんたも山守に絶縁状を出せ」と言う。武田は早川に土産を要求する。
“山守組系早川組、明石組系打本組を襲撃。広島抗争事件、起る”。
広能は電話を受け、槙原が映画館にいることを知り、兵隊を集める。西条からそれを聞いた倉元は映画館に急ぐ。西条は槙原に密告する。映画館に着いた倉元は待ち構えていた槙原の手下に射殺される。
倉元の葬儀。参列する広能は槙原の手下に襲撃され、倉元の骨壷は車に踏みつぶされる。まだ熱い倉元の骨を握り潰す広能。「若者の命がまず失われ、報われることはない」というナレーションで映画は終わる。
乱闘シーンでの手持ちカメラと、金子信雄のカリカチュアライズされた演技が印象的でした。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)