また昨日の続きです。
高級レストラン。父とフランク。「絵ハガキは届いた? これ、何か分かる? キャデラックのキーだよ。食後ママのところへ乗っていけば?」「そんなところを税務署に見つかったら大変なことになる」「金はたくさんある」「心配ない」。ネズミの話をする父。「店は一時休業だ。奴らに取られたくない」「ママは知ってるの?」「ママは強情だからな。フランスのモンリシャールではママを口説いた米兵は二百人いたが、6週間後にはパパの妻になった。世界一のパイロットに!」と乾杯する二人。「皆、お前を見てるぞ。エキゾチックなところに出入りしているからかな。今度どこへ行く?」「ハリウッド」「ハリウッドか! お前以外は皆バカ面だ」。
“カリフォルニア ハリウッド”の字幕。車の中でカールに強盗の話をする同僚は「おとり捜査をしていたが、懲戒処分を受けて、こっちに回された」と言う。「俺のチームは素人だらけか」とカール。同僚「お前、いつもそんなにマジメなのか?」「ジョークでも言うか?」「ああ」「トン、トン」「誰?」「くそくらえ!」。
カール「3枚のうち、1枚は今日現金化されている。本人がここにいるはずだ」。
盲人とすれ違い、2階に上がっていくフランク。
裏口を同僚に固めさせたカールは2階のフランクの部屋へ拳銃を構えて進む。ドアをけ破り「FBIだ!」。バスルームから出て来るフランク。「遅かったな。私は秘密捜査局のバリー・バレルだ。奴は窓から逃げた。FBIだけが追っているとでも思ってたのか?」「身分証は?」「これだ。拳銃も調べるか?」「いや」「そら見ろ。俺の相棒が捕まえたみたいだぞ」。路上で男を拘束している男。フランク「マーク、ロス警察を呼んでくれ。あんたの名は?」「カール・ハンディだ」「身分証は? 5分違いだったな。証拠品はもらっていく」。両手に荷物を抱えて去ろうとするフランクに「バリー!」。堅い表情で振り返るフランク。「財布の忘れ物だ」「あんたを信用しよう」。ベッドに座り込むカール。何気なく財布を開くと、偽造用のラベルが続々と出て来る。窓から下を見ると、こちらを見ながら逃げ出すフランクが見える。「しまった!」。
上司「どじったな」カール「必ず捕まえる」「どこにでもいる身体的特徴のない人物だ。12年やってきたが、こんな赤っ恥をかかされたのは初めてだ」カール「ジョークを聞きたいか?」上司「ああ」「トン、トン」。
老人「会社から毎年送られてくる年金で暮らしてるが、他社もやられてるらしい。“空のジェームズ・ボンド”だと」。
『007/ダイヤモンドは永遠に』を映画館で見るフランク。映画中のジェームズ・ボンドと同じ服、同じ車を買ったフランクはハリウッドへ。
フランク「前に会った?」若い女性「セブンティーンの表紙を見たんじゃない? 名前はシェリルよ」「君のサインをもらえるかい?」「あなたの部屋にペンある?」。
コインランドリーで中年女性に挟まれて座るカール。
フランク「何でも買える」。シェリルにキス。「カードの手品をまた見たい?」「私にいくら払う? あなたとの一晩に」「分からない」「怖がらないで、金額を言って」「300ドル」「ふざけないで」「500ドル」「ふざけないで」「600ドル」「ふざけないで」「1000ドル」「いいわ」「じゃあすぐ戻る。1400ドル分の小切手しかないんだ」「深夜の3時に開いてる銀行があるの? 現金で400ドルのお釣りね」。キスする二人。
コインランドリーで洗濯物を調べるカール。
カールに電話。かけてきたのはフランク。「バリー・アレンだ。ロスでのことは済まなかった。人助けをしたい。今は~ホテルの3113号室にいる。明日にはラスベガスへ」「正体は見抜いていた。逮捕に自信はある。勝つのは常に胴元だ」「そろそろ切る」「話し相手がいないんだろう?」とカールは高笑いする。受話器を叩きつけて電話を切るフランク。部屋を出ると“3113号”と書いてある。
食堂。カール、書類を見ている。店員「バリー・アレン? それってマンガ本“フレッシュ”の本名ですよね」。カール、すぐに電話をし、「NY市警に未成年の家出人のリストを送ってくれるように頼んでくれ」。
フランクの母の家を訪ねるカール。「重大犯罪なんです」「ちょっとした手違いなのでは?」。タバコを吸うフランクの母。「写真はありますか?」「卒業アルバムでよければ」。カール、フランクを特定。「ホシはフランク・W・アバグネイル。16歳だ」とすぐに電話。カールの去り際、「私が弁償します。パートで働らいているし」「130万ドルですよ」。
“ジョージア州アトランタ”の字幕。ゴーゴーダンスをする若者たち。フランク「ジェームズ! テープに触るな! おい、そっちも。イタリア製のニットだぞ!」。(また明日へ続きます……)
高級レストラン。父とフランク。「絵ハガキは届いた? これ、何か分かる? キャデラックのキーだよ。食後ママのところへ乗っていけば?」「そんなところを税務署に見つかったら大変なことになる」「金はたくさんある」「心配ない」。ネズミの話をする父。「店は一時休業だ。奴らに取られたくない」「ママは知ってるの?」「ママは強情だからな。フランスのモンリシャールではママを口説いた米兵は二百人いたが、6週間後にはパパの妻になった。世界一のパイロットに!」と乾杯する二人。「皆、お前を見てるぞ。エキゾチックなところに出入りしているからかな。今度どこへ行く?」「ハリウッド」「ハリウッドか! お前以外は皆バカ面だ」。
“カリフォルニア ハリウッド”の字幕。車の中でカールに強盗の話をする同僚は「おとり捜査をしていたが、懲戒処分を受けて、こっちに回された」と言う。「俺のチームは素人だらけか」とカール。同僚「お前、いつもそんなにマジメなのか?」「ジョークでも言うか?」「ああ」「トン、トン」「誰?」「くそくらえ!」。
カール「3枚のうち、1枚は今日現金化されている。本人がここにいるはずだ」。
盲人とすれ違い、2階に上がっていくフランク。
裏口を同僚に固めさせたカールは2階のフランクの部屋へ拳銃を構えて進む。ドアをけ破り「FBIだ!」。バスルームから出て来るフランク。「遅かったな。私は秘密捜査局のバリー・バレルだ。奴は窓から逃げた。FBIだけが追っているとでも思ってたのか?」「身分証は?」「これだ。拳銃も調べるか?」「いや」「そら見ろ。俺の相棒が捕まえたみたいだぞ」。路上で男を拘束している男。フランク「マーク、ロス警察を呼んでくれ。あんたの名は?」「カール・ハンディだ」「身分証は? 5分違いだったな。証拠品はもらっていく」。両手に荷物を抱えて去ろうとするフランクに「バリー!」。堅い表情で振り返るフランク。「財布の忘れ物だ」「あんたを信用しよう」。ベッドに座り込むカール。何気なく財布を開くと、偽造用のラベルが続々と出て来る。窓から下を見ると、こちらを見ながら逃げ出すフランクが見える。「しまった!」。
上司「どじったな」カール「必ず捕まえる」「どこにでもいる身体的特徴のない人物だ。12年やってきたが、こんな赤っ恥をかかされたのは初めてだ」カール「ジョークを聞きたいか?」上司「ああ」「トン、トン」。
老人「会社から毎年送られてくる年金で暮らしてるが、他社もやられてるらしい。“空のジェームズ・ボンド”だと」。
『007/ダイヤモンドは永遠に』を映画館で見るフランク。映画中のジェームズ・ボンドと同じ服、同じ車を買ったフランクはハリウッドへ。
フランク「前に会った?」若い女性「セブンティーンの表紙を見たんじゃない? 名前はシェリルよ」「君のサインをもらえるかい?」「あなたの部屋にペンある?」。
コインランドリーで中年女性に挟まれて座るカール。
フランク「何でも買える」。シェリルにキス。「カードの手品をまた見たい?」「私にいくら払う? あなたとの一晩に」「分からない」「怖がらないで、金額を言って」「300ドル」「ふざけないで」「500ドル」「ふざけないで」「600ドル」「ふざけないで」「1000ドル」「いいわ」「じゃあすぐ戻る。1400ドル分の小切手しかないんだ」「深夜の3時に開いてる銀行があるの? 現金で400ドルのお釣りね」。キスする二人。
コインランドリーで洗濯物を調べるカール。
カールに電話。かけてきたのはフランク。「バリー・アレンだ。ロスでのことは済まなかった。人助けをしたい。今は~ホテルの3113号室にいる。明日にはラスベガスへ」「正体は見抜いていた。逮捕に自信はある。勝つのは常に胴元だ」「そろそろ切る」「話し相手がいないんだろう?」とカールは高笑いする。受話器を叩きつけて電話を切るフランク。部屋を出ると“3113号”と書いてある。
食堂。カール、書類を見ている。店員「バリー・アレン? それってマンガ本“フレッシュ”の本名ですよね」。カール、すぐに電話をし、「NY市警に未成年の家出人のリストを送ってくれるように頼んでくれ」。
フランクの母の家を訪ねるカール。「重大犯罪なんです」「ちょっとした手違いなのでは?」。タバコを吸うフランクの母。「写真はありますか?」「卒業アルバムでよければ」。カール、フランクを特定。「ホシはフランク・W・アバグネイル。16歳だ」とすぐに電話。カールの去り際、「私が弁償します。パートで働らいているし」「130万ドルですよ」。
“ジョージア州アトランタ”の字幕。ゴーゴーダンスをする若者たち。フランク「ジェームズ! テープに触るな! おい、そっちも。イタリア製のニットだぞ!」。(また明日へ続きます……)