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スティーヴン・スピルバーグ監督『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』その4

2017-06-21 05:59:00 | ノンジャンル
 また昨日の続きです。
 病院の受付。フランク「ランス・アップルハウスは?」。すると、上司から叱責を受けて泣いているナースを発見。「どうしたの?」「採血管にラベルが張られてないって。最初の週で私、もうクビだわ」「君、名前は?」「ブレンダ」「ランス・アップルハウスのカルテを見せてもらえないかな?」「かかとの骨折で、主治医はアシェランド先生」。フランクは病院の仕組みをブレンダに聞く。「君、歯の矯正をしてるんだね。君、かわいいよ。本当に。ここでは職員の募集をしていないかな? 僕は医者なんだ」。「愛するパパ 当分身を落ち着けて、いいスタッフのいる病院で夜勤をします。(書類を偽造するフランク)同じベッドで目覚める安定した日々。そのうち身を固めるかもしれません」のナレーション。
 「ハーバード医学部をトップで卒業? 大した経歴だな。午前0時から8時の緊急病棟主任科に配属しよう。インターン6名、看護師20名」フランク「他の病院では看護師を選ばせてもらっていました」。フランクは20名の中にブレンダを入れる。映画を見て、外科手術の方法などを学ぶフランク。
 ドアには“フランク・コナーズ医師”の札。フランク「歯の金具、外れたんだね」ブレンダ「スッキリしました」。キスする二人。「先生!」「ごめん」。のしかかって来るブレンダ。「救急です」。呼ばれるフランク。「自転車事故で骨折しています」「分かった……。君ならどうする?」インターン生「はあ」「これなら君たちだけでできるなあ。後は任せる」とフランクは去り、血を見たショックから吐く。
 カール、父の許へ。「息子さんのことで」「奴の母にはばらさないだろうな?」「もちろん」「ベトナムへ行き、国のために戦ってきた子だ」「分かりました。連絡があったら、ここへ」。手紙を発見するカール。“アトランタ州リバーベンド・アパート”の住所。「あんたに子がいれば分かるだろうが、息子を警察に売るような奴はこの世にいない」。
 ベッドでフランクとブレンダ。「ごめんなさい。私、ヴァージンじゃないの。2年前に中絶。相手は両親の友達。父が検事で『こんなふしだらな子は出ていけ』って家を追い出されたの」「医者と婚約すれば許してもらえるかも。君の家に行こう」。
 カール、拳銃を構えて、アトランタ州のフランクの家を捜索するが、もぬけの空。
 “ニュー・オーリンズ”の字幕。ブレンダの母「うちはルーテル派なの」「僕もです」父「じゃあ食前のお祈りを」。困ったフランクは2匹のネズミの話をし、アーメンと言う。感心する母。フランク「法の世界に戻ろうと思ってます。カリフォルニアで弁護士を1年していました」「どこの大学を出た?」「バークレー」「えっ、じゃあ、父さんと一緒!」「これは奇遇だ。じゃあ~先生は覚えてるか?」「あの意地悪い先生のことですね?」「あの先生は犬を飼っていたよな。名前は何だったっけ?」。しばらく沈黙が続き、フランク「残念ですが、あの犬は死にました」。事なきを得る。
 ブレンダの父「本当の君は誰だ? 目的は? 本気で結婚したいのなら知っておきたい」フランク「本当のことを言うと、何の価値もない男です。単純にブレンダに恋したんです」「違うね。君はロマンティストだ。私と同じように」「頼み事があります。どこか法律事務所を紹介してください」。
 “ルイジアナ州 司法試験”を受けるフランク。
 “1969年12月26日”の字幕。飛行機の中。カール「フランク、司法試験ではどういう手を使った?」「その食事を半分くれれば話します」。カール、食事を無理やり自分の口に入れ、「そのうち突き止めてやる」。
 ブレンダの父「これが君の机だ。こちらが検事総長の~さん、こちらが市長の~さんだ」。
 映画で裁判を学ぶフランク。予審で練習し、裁判長に呆れられる。
 「ミッチ・ミラーの時間だ!」とテレビの前に集合するブレンダの家族。彼らと一緒にアイルランド民謡を歌うフランク。
 フランクの父「今は何をしてるんだ?」「会社にいます」「税務署の奴、罰金を払ったのにまた督促をしてくる。お前も絶対にへこたれるな」「僕も結婚しようと思います。もう足を洗います」。
 カールにフランクから電話。「またクリスマスですね。もうコナーズじゃありません。足を洗いたいんです」「400万ドルはどうする? 逮捕されて刑務所に行かねば。レンタカー、ホテル、すべてが監視下にある」「追わないでください。辞められない仕事ができたんです」。電話切ると、カールは部下に「コナーズの名前で結婚する記事を探せ」。(また明日へ続きます……)