今日はロバート・アルドリッチの35回目の命日です。享年65歳、1983年のあまりにも早すぎる死でした。改めてご冥福をお祈り申し上げます。
さて、WOWOWシネマで、鈴木則文監督、鈴木則文・沢井信一郎脚本の1975年作品『トラック野郎 爆走一番星』を見ました。「トラック野郎」シリーズの第二作です。(冒頭部分はウィキペディアを参考))
新潟の山中を進む一台のバス。中では女子学生の一団が『里の秋』を合唱していた。そこへ割り込む男性の声。長距離トラックの運転手・桃次郎(菅原文太)と彼の相棒で別のトラックを運転する「かもめのジョナサン」(愛川欽也)の二人だ。彼らは引率の女教師(研ナオコ)をからかい、『心のこり』を女生徒たちと合唱する。
三四郎(山城新伍)と邂逅後、東京に戻った二人は荷下ろしで汗を流す。その後、桃次郎は写真屋(由利徹)で見合い写真を撮る。その写真をソープ嬢に見せ、「見合いする」「結婚は神聖」「一度は処女とセックスしたい」と、まだ見ぬ出会いに期待を寄せる。(中略)
桃太郎とジョナサンはドライブイン「おふくろ」で停車。大をするためトイレに駆け込む。紙がないため、桃次郎が店内に貰いに行く羽目に。店主が取りに行く間に、女子大生のエイコ(あべ静江)が紙を差し出す。一目惚れする桃次郎。紙を持ってきてくれた店主に「僕はウンチなんかしかい」「下品な」とカッコつけてしまう。エイコはこの店でアルバイトしており、太宰治のファンだった。(中略)だが桃次郎は「ダザイ」という名の果物と勘違いし、失笑を買ってしまう。
野グソをする桃次郎。運転手の千秋(加茂さくら)は紙を渡してくれる。
“関門大橋”“博多”の字幕。ラーメンをすする桃次郎とジョナサン。桃次郎「紙くれた人に見合い写真を渡してくれ」ジョナサン「分かった」と言ってエイコではなく、千秋に見合い写真を渡してしまう。(中略)
エロ本売り(笑福亭鶴光)は「エイコさんもこの本みたいなことをしてる」と言って桃次郎の怒りを買い、ケンカとなり、地元のヤクザもそれに加わる。パトカーが来て逃げる彼ら。
太宰の本をたくさん持ち、学生服姿の桃次郎、ジョナサンに「返事は?」「見合い写真を渡してきただけ。でも脈ありだぞ」。
食堂。桃次郎「人生について考えたい。1人にしてくれ」。本を読むふりをして、エイコを見る桃次郎。(中略)桃次郎は「人間失格」を手にし、「これは面白い」(中略)エイコ去る。ジョナサン「うまくいきそうだ。自信を持て」(中略)
エイコとの仲をとりもってもらいたい桃次郎は千秋のところへ行くが、誤ってレバーを動かしてしまい、全身糞尿まみれになってしまう。
千秋の部屋で体を洗う桃次郎。部屋の外には千秋にバースデーケーキを渡そうと警官の赤塚(なべおさみ)がやってくるが、「まだ早い」「こんなに濡れてる」「さあ、行くぞ」「ああ痛い」「血が出てる」という声を聞き、すっかり千秋が桃次郎に処女を捧げたと勘違いする。がっくりする赤塚。
見合い写真を見て、指の傷をなめる千秋。
ジョナサンの前にボルサリーノ2という男(田中邦衛)が現われ「俺に見覚えがあるだろう?」と言う。「誰なんだ?」とジョナサン。「思い出すまでつきまとってやる」とボルサリーノ2.
スキヤキを囲むジョナサンの一家。ジョナサン「長崎に新婚旅行に行こう」妻(春川ますみ)「初夜のこと、もう忘れたわ。桃さんは婚前交渉なのね」「おれはプラスチックラブです」「言うならプラトニックラブでしょ? 早とちりでバキュームカーの運転手と女子大生のエイコさんを間違えた」「俺は姫路に行ってくる」「ハネムーンに行くには子供を連れていくので桃さんの車が必要だ。千秋さんのことは任せて」。(中略)
“長崎”“おくんち祭”の字幕。見物する一同。
ホテルで子供たちを前に披露宴。うれし泣きする妻。
記念写真。(中略)
6万円の真珠のイヤリングを妻に買うジョナサン。少年のユウイチは長崎のガイドを買って出る。
ガイド料をもらおうとすると、ユウイチの姉カオルは「よその人に頼ると、出稼ぎ中のお父さんに怒られる」と言って、金を受け取ろうとしない。夕刊の配達の時間だと言うカオル。彼らと別れる桃次郎ら。
ジョナサンと妻、食堂へ。エイコに男性客があり、自分の部屋でややこしいことになっているみたいだと聞く桃次郎。
出てきた男(夏八木勲)にケンカをつっかけようとする桃次郎だったが、エイコは兄だと言う。去る男。
ジョナサン、千秋に「先日の返事? お断りでしょ? あいつ振られるの慣れてるから」「男らしいいい人ね。プロポーズされるのは初めて。お話お受けします」。
ジョナサン、桃次郎に「千秋さんと結婚してくれ。いい女房になる」「エイコさんに写真を渡してくれって言っただろ?」。2人の様子を覗き見ている千秋。
走る千秋。(明日へ続きます……)
さて、WOWOWシネマで、鈴木則文監督、鈴木則文・沢井信一郎脚本の1975年作品『トラック野郎 爆走一番星』を見ました。「トラック野郎」シリーズの第二作です。(冒頭部分はウィキペディアを参考))
新潟の山中を進む一台のバス。中では女子学生の一団が『里の秋』を合唱していた。そこへ割り込む男性の声。長距離トラックの運転手・桃次郎(菅原文太)と彼の相棒で別のトラックを運転する「かもめのジョナサン」(愛川欽也)の二人だ。彼らは引率の女教師(研ナオコ)をからかい、『心のこり』を女生徒たちと合唱する。
三四郎(山城新伍)と邂逅後、東京に戻った二人は荷下ろしで汗を流す。その後、桃次郎は写真屋(由利徹)で見合い写真を撮る。その写真をソープ嬢に見せ、「見合いする」「結婚は神聖」「一度は処女とセックスしたい」と、まだ見ぬ出会いに期待を寄せる。(中略)
桃太郎とジョナサンはドライブイン「おふくろ」で停車。大をするためトイレに駆け込む。紙がないため、桃次郎が店内に貰いに行く羽目に。店主が取りに行く間に、女子大生のエイコ(あべ静江)が紙を差し出す。一目惚れする桃次郎。紙を持ってきてくれた店主に「僕はウンチなんかしかい」「下品な」とカッコつけてしまう。エイコはこの店でアルバイトしており、太宰治のファンだった。(中略)だが桃次郎は「ダザイ」という名の果物と勘違いし、失笑を買ってしまう。
野グソをする桃次郎。運転手の千秋(加茂さくら)は紙を渡してくれる。
“関門大橋”“博多”の字幕。ラーメンをすする桃次郎とジョナサン。桃次郎「紙くれた人に見合い写真を渡してくれ」ジョナサン「分かった」と言ってエイコではなく、千秋に見合い写真を渡してしまう。(中略)
エロ本売り(笑福亭鶴光)は「エイコさんもこの本みたいなことをしてる」と言って桃次郎の怒りを買い、ケンカとなり、地元のヤクザもそれに加わる。パトカーが来て逃げる彼ら。
太宰の本をたくさん持ち、学生服姿の桃次郎、ジョナサンに「返事は?」「見合い写真を渡してきただけ。でも脈ありだぞ」。
食堂。桃次郎「人生について考えたい。1人にしてくれ」。本を読むふりをして、エイコを見る桃次郎。(中略)桃次郎は「人間失格」を手にし、「これは面白い」(中略)エイコ去る。ジョナサン「うまくいきそうだ。自信を持て」(中略)
エイコとの仲をとりもってもらいたい桃次郎は千秋のところへ行くが、誤ってレバーを動かしてしまい、全身糞尿まみれになってしまう。
千秋の部屋で体を洗う桃次郎。部屋の外には千秋にバースデーケーキを渡そうと警官の赤塚(なべおさみ)がやってくるが、「まだ早い」「こんなに濡れてる」「さあ、行くぞ」「ああ痛い」「血が出てる」という声を聞き、すっかり千秋が桃次郎に処女を捧げたと勘違いする。がっくりする赤塚。
見合い写真を見て、指の傷をなめる千秋。
ジョナサンの前にボルサリーノ2という男(田中邦衛)が現われ「俺に見覚えがあるだろう?」と言う。「誰なんだ?」とジョナサン。「思い出すまでつきまとってやる」とボルサリーノ2.
スキヤキを囲むジョナサンの一家。ジョナサン「長崎に新婚旅行に行こう」妻(春川ますみ)「初夜のこと、もう忘れたわ。桃さんは婚前交渉なのね」「おれはプラスチックラブです」「言うならプラトニックラブでしょ? 早とちりでバキュームカーの運転手と女子大生のエイコさんを間違えた」「俺は姫路に行ってくる」「ハネムーンに行くには子供を連れていくので桃さんの車が必要だ。千秋さんのことは任せて」。(中略)
“長崎”“おくんち祭”の字幕。見物する一同。
ホテルで子供たちを前に披露宴。うれし泣きする妻。
記念写真。(中略)
6万円の真珠のイヤリングを妻に買うジョナサン。少年のユウイチは長崎のガイドを買って出る。
ガイド料をもらおうとすると、ユウイチの姉カオルは「よその人に頼ると、出稼ぎ中のお父さんに怒られる」と言って、金を受け取ろうとしない。夕刊の配達の時間だと言うカオル。彼らと別れる桃次郎ら。
ジョナサンと妻、食堂へ。エイコに男性客があり、自分の部屋でややこしいことになっているみたいだと聞く桃次郎。
出てきた男(夏八木勲)にケンカをつっかけようとする桃次郎だったが、エイコは兄だと言う。去る男。
ジョナサン、千秋に「先日の返事? お断りでしょ? あいつ振られるの慣れてるから」「男らしいいい人ね。プロポーズされるのは初めて。お話お受けします」。
ジョナサン、桃次郎に「千秋さんと結婚してくれ。いい女房になる」「エイコさんに写真を渡してくれって言っただろ?」。2人の様子を覗き見ている千秋。
走る千秋。(明日へ続きます……)