WOWOWシネマで、鈴木則文監督・共同脚本の1976年作品『トラック野郎 天下御免』を見ました。
橋の開通式。国会議員（金子信雄）の演説が長いのに業を煮やして、桃次郎（菅原文太）は、やもめのジョナサン（愛川欽也）とともに重症の首相を運ぶと言って、強引に橋を渡っていく。排ガスを被り顔を真っ黒に汚す国会議員。
“四国・今治”の字幕。ミカン畑の下を通る桃次郎のトラック。“宇和島”の字幕。北海道からの荷を下ろしていた桃次郎とジョナサンには現金で20万５千と12万が支払われる。
桃次郎が走っていると、人呼んで“伊予のジャンヌダルク”（マッハ文朱）が率いるコンクリートミキサー軍団に囲まれる。「運転のマナーがなってない。謝れ」と言われた桃次郎はジャンヌダルクにディープキスし、相手をポーっとさせ、その手下たちをケンカで倒していく。「ついでに下の口も塞いでやろうか？」と桃次郎に言われたジャンヌダルクは、目を覚まし、投げ技を桃次郎に次々に決め、打ちのめす。
ジョナサンと連れションしていた桃次郎に「素敵な車ね。高松まで乗せてって」という２人組の女子大生。ジョナサンは一人を自分のトラックに誘うが、一万円札を側面に描いているトラックなんてカッコ悪いと言われ、拒まれる。
運転しているうちに「我慢できない」と言って、トラックを降り、トイレに走る一人の女子大生。桃次郎もその隣のトイレに入り、二人とも大小を兼ねてるとして、臭い仲になったのだから、一発やらせてくれと言う。トイレから出ると、反対側のトイレから巡礼姿の我妻和歌子（由実かおり）が現われ、彼女に一目ぼれした桃次郎は「さっきまで卑猥なことを言っていた男はどこにいったんでしょう？」ととぼける。和歌子が去った後、彼女が落とした鈴を拾う桃次郎。
和歌子がジョナサンのトラックに乗ると、ジョナサンは娘を一人残し白血病で死んだ妻に生き写しだと言って口説く。
巡礼先で自分と和歌子のツーショットを記念写真として撮ってもらうジョナサン。
“山陽路・倉敷”の字幕。巡礼姿の桃次郎に、やはり巡礼姿で現れたジョナサンは「お主は田植えか？」と尋ねる。桃次郎は思わぬ恋に落ちたと言い、ジョナサンも四国八十八カ所を訪ねている上品な親子と出会ったというが、二人は好みが違うからと納得する。
子供のない木藤夫婦（京唄子、鳳啓助）は子供を10人持つジョナサンに「サヨコちゃんを養子に」と言うが、ジョナサンは断る。
ジョナサンは帰宅すると、子供の点呼を行ない、みやげのミカンを渡し、おっとりしていて遅れて行ったサヨコにも隠しておいたミカンを渡してやる。
元気のない桃次郎にジョナサンの妻（春川ますみ）は、今晩はスキヤキで、トルコにも行ってくればと言うが、桃次郎は「僕はトルコみたいな不潔なところには行かない」と言う。
夜。ジョナサンの妻は大きな会社に再就職すれば生活が安定すると言い、サヨコの養子の件も、木藤の奥さんに電話で泣きつかれたと言い、おっとりしてる子なので大勢の中より可愛がられて育った方がいい、子供は皆いずれは親から巣立っていくものだとジョナサンを説得する。
２人の男（笑福亭鶴光・鶴瓶）は、トラック野郎たちから行灯（ネームプレート）を勝ち取ってきたコリーダが次の相手として桃次郎を指名してきたことをトラック野郎たちに発表する。そこへ正装したジョナサンの妻とサヨコが現われ、サヨコもその気になったことを妻はジョナサンに伝える。「心の中ではその方がいいと思っていたんでしょう？」と言われたジョナサンは木藤夫婦に「よろしくお願いします」と言い、サヨコにも「いい子にするんだぞ」といたわる。
ウエスタン風のコリーダ（杉浦直樹）が現われ、行灯を賭け、往復50キロの勝負を桃次郎に迫り、桃次郎も受ける。賭けを始めるトラック野郎たち。
抜きつ抜かれつの競争。霊柩車と２台はすれ違い、霊柩車からは遺体（由利徹）が飛び出し、「これじゃ死ねない」と立ち上がる。そして桃次郎の前に女性（松原智恵子）が飛び出し、トラックを急停車させると、それは妊婦だった。
レースはコリーダが勝ち、トラック野郎たちは騒ぐ。（明日へ続きます……）
→サイト「Nature Life」（http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto）
P.S. 今から約30年前、東京都江東区で最寄りの駅が東陽町だった「早友」東陽町教室の教室長、および木場駅が最寄りの駅だった「清新塾」のやはり教室長だった伊藤達夫先生、また、当時の生徒の皆さん、これを見たら是非下記までお知らせください。黒山先生、福長先生と私が、首を長くして待っています。（また伊藤先生の情報をお持ちの方も是非お知らせください。連絡先は「m-goto@ceres.dti.ne.jp」です。よろしくお願いいたします。）
橋の開通式。国会議員（金子信雄）の演説が長いのに業を煮やして、桃次郎（菅原文太）は、やもめのジョナサン（愛川欽也）とともに重症の首相を運ぶと言って、強引に橋を渡っていく。排ガスを被り顔を真っ黒に汚す国会議員。
“四国・今治”の字幕。ミカン畑の下を通る桃次郎のトラック。“宇和島”の字幕。北海道からの荷を下ろしていた桃次郎とジョナサンには現金で20万５千と12万が支払われる。
桃次郎が走っていると、人呼んで“伊予のジャンヌダルク”（マッハ文朱）が率いるコンクリートミキサー軍団に囲まれる。「運転のマナーがなってない。謝れ」と言われた桃次郎はジャンヌダルクにディープキスし、相手をポーっとさせ、その手下たちをケンカで倒していく。「ついでに下の口も塞いでやろうか？」と桃次郎に言われたジャンヌダルクは、目を覚まし、投げ技を桃次郎に次々に決め、打ちのめす。
ジョナサンと連れションしていた桃次郎に「素敵な車ね。高松まで乗せてって」という２人組の女子大生。ジョナサンは一人を自分のトラックに誘うが、一万円札を側面に描いているトラックなんてカッコ悪いと言われ、拒まれる。
運転しているうちに「我慢できない」と言って、トラックを降り、トイレに走る一人の女子大生。桃次郎もその隣のトイレに入り、二人とも大小を兼ねてるとして、臭い仲になったのだから、一発やらせてくれと言う。トイレから出ると、反対側のトイレから巡礼姿の我妻和歌子（由実かおり）が現われ、彼女に一目ぼれした桃次郎は「さっきまで卑猥なことを言っていた男はどこにいったんでしょう？」ととぼける。和歌子が去った後、彼女が落とした鈴を拾う桃次郎。
和歌子がジョナサンのトラックに乗ると、ジョナサンは娘を一人残し白血病で死んだ妻に生き写しだと言って口説く。
巡礼先で自分と和歌子のツーショットを記念写真として撮ってもらうジョナサン。
“山陽路・倉敷”の字幕。巡礼姿の桃次郎に、やはり巡礼姿で現れたジョナサンは「お主は田植えか？」と尋ねる。桃次郎は思わぬ恋に落ちたと言い、ジョナサンも四国八十八カ所を訪ねている上品な親子と出会ったというが、二人は好みが違うからと納得する。
子供のない木藤夫婦（京唄子、鳳啓助）は子供を10人持つジョナサンに「サヨコちゃんを養子に」と言うが、ジョナサンは断る。
ジョナサンは帰宅すると、子供の点呼を行ない、みやげのミカンを渡し、おっとりしていて遅れて行ったサヨコにも隠しておいたミカンを渡してやる。
元気のない桃次郎にジョナサンの妻（春川ますみ）は、今晩はスキヤキで、トルコにも行ってくればと言うが、桃次郎は「僕はトルコみたいな不潔なところには行かない」と言う。
夜。ジョナサンの妻は大きな会社に再就職すれば生活が安定すると言い、サヨコの養子の件も、木藤の奥さんに電話で泣きつかれたと言い、おっとりしてる子なので大勢の中より可愛がられて育った方がいい、子供は皆いずれは親から巣立っていくものだとジョナサンを説得する。
２人の男（笑福亭鶴光・鶴瓶）は、トラック野郎たちから行灯（ネームプレート）を勝ち取ってきたコリーダが次の相手として桃次郎を指名してきたことをトラック野郎たちに発表する。そこへ正装したジョナサンの妻とサヨコが現われ、サヨコもその気になったことを妻はジョナサンに伝える。「心の中ではその方がいいと思っていたんでしょう？」と言われたジョナサンは木藤夫婦に「よろしくお願いします」と言い、サヨコにも「いい子にするんだぞ」といたわる。
ウエスタン風のコリーダ（杉浦直樹）が現われ、行灯を賭け、往復50キロの勝負を桃次郎に迫り、桃次郎も受ける。賭けを始めるトラック野郎たち。
抜きつ抜かれつの競争。霊柩車と２台はすれ違い、霊柩車からは遺体（由利徹）が飛び出し、「これじゃ死ねない」と立ち上がる。そして桃次郎の前に女性（松原智恵子）が飛び出し、トラックを急停車させると、それは妊婦だった。
レースはコリーダが勝ち、トラック野郎たちは騒ぐ。（明日へ続きます……）
→サイト「Nature Life」（http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto）
P.S. 今から約30年前、東京都江東区で最寄りの駅が東陽町だった「早友」東陽町教室の教室長、および木場駅が最寄りの駅だった「清新塾」のやはり教室長だった伊藤達夫先生、また、当時の生徒の皆さん、これを見たら是非下記までお知らせください。黒山先生、福長先生と私が、首を長くして待っています。（また伊藤先生の情報をお持ちの方も是非お知らせください。連絡先は「m-goto@ceres.dti.ne.jp」です。よろしくお願いいたします。）