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鈴木則文監督『トラック野郎 度胸一番星』その2

2018-12-13 06:20:00 | ノンジャンル
 昨日の続きです。
 桃次郎「さらば土佐よ」。一目惚れした時、ミナコを覆っていた星が落ちていく。
 飲酒運転する桃次郎。「新潟どうだった?」とジョージ。「てめえらか。畜生」。競走を始める彼ら。路肩にミナコの姿を見つけ、路肩に乗り上げる桃次郎。改めて見るとただの人形。
 桃次郎「ジョージはなんでトラック野郎に八つ当たりするんだ? 根性を叩き直してやる」。
 “原発予定地”の看板。ジョージ「この死にぞこないたちが。はした金で土地を売りやがって。ここは俺が生まれたところだ。自分で幕を引きに来た」と言い、自分のトラックで村を破壊し始める。八代亜紀「やめて」「うるさい」。
 桃次郎「待ってたぜ。このサメ野郎。なんで無線を嫌う?」「お国自慢をしたりして耳障りでへどが出る」ジョーズ軍団「俺の村は筑豊でもうない」「俺は沖縄だ」「俺の村はダムの底だ」「俺は青森生まれで日本のチベットと言われてる」(中略)桃次郎「お前は自分の国が欲しいだけだ」「俺との勝負はデスマッチだぞ。お前ら手を出すな」。桃次郎とジョージの激しい殴り合い。やがてジョージがトラック野郎たちから殴る蹴るの暴行を受ける。砂利パン、包丁を持って現われ、「寄ってたかって」とジョージを抱き上げる。胴上げされる桃次郎。八代亜紀の歌。ビール飲む桃次郎。見つめ合うジョージと砂利パン。すりよる砂利パン。
 トルコ嬢たち「桃さんが結びの神ね」「俺のふるさとはトルコだ。近くにありて臭いもの。土産は新潟の特選米だ。佐渡では女の先生から尊敬され、結婚を迫られた」「罪な男ね」「罪滅ぼしにもう一発」「手紙が届いてるわよ。『なかなか戻ってこないので心配しています。遠足に連れていってくれるのを待ってます。カナコ』だって」「行くぞ」「行っちゃいや~ん」。
 「あれが夫婦岩だ。(岩の穴を見て)ミナコさん、まだ特出しは早すぎる」。
 ジョナサン「金なんてない」。
 家族写真を見て、子供の名前を呼び、回想し、泣くジョナサン。
 桃次郎「あのバカ、まじめにやってますか?」ミナコ「金沢旅行は一泊」「ミナコさんとは別室で」ジョナサン「金なんて出ねえ。何だ。こんなもの。よく騙してくれたな。俺の生活どうしてくれんだ?」桃次郎「バカ、金はある。妻と10人の子供という、どこにもない立派な金が」。
 “燃える教育者”のプレート。トラックに乗った生徒「喉渇いた」運転席の裏にある自販機からジュースを出す桃次郎。“金沢”の字幕。
 桃次郎「アベックが多すぎますね」生徒「先生も早く結婚したら? 桃次郎さんと。あっ、先生赤くなった」「子供は思いがけないことを言いますね」。
 桃次郎「おじさん、何でもできるんだよ」とタヌキの顔になっている。ミナコ「学芸会で『ぶんぶく茶釜』をするんです」「僕も級長でよく主役をしました。『星の王子様』の時は人気がありましてねえ」。
 ジョナサンに「18万どころか、1円にもならなかった。いきなりネズミ捕りに捕まって」ジョナサン「車の貸し料を頼みにしてたのに」「毎週必ず払うか払わないかで手を打とう。荷物は預かる」。(中略)
 花火。“新潟祭り”の字幕。ミナコが踊る。生徒たちに促され、桃次郎も踊る。楽しいひと時。
 「ジョナサン、俺、乙羽桃次郎になるかも」「性教育は済んだのか?」「金沢兼六園ではっきり分かった」「俺が行ってはっきりさせてやる」。
 ジョナサン、ミナコに「ダメ? ダメなんでしょ? この辺で振られるのは慣れてるから。経歴に傷がつくし」「松下さん、私、自分で言います」「ご自分で?」「好きです。私をお嫁さんに。佐渡で待ってます」「桃さん、やったな」。(中略)
 嵐。(中略)
 老人「流れろ。金も何もかも。金なんかねえ」ミナコ「おじいシャン、卑怯よ。夢を最後になって諦めるなんて」「もう金は掘れねえ。この嵐で道具が流れてしまう」「私、持ってきてあげる」。
 道具を集めるミナコ。金の塊を見つけるが、鉄砲水にミナコは飲みこまれてしまう。
 生徒「先生、何で死んだんだよう」「学芸会、しっかりやるからね」老人「あの子は土から生まれて土に戻ったんだ。そう思って諦めてくれ」。(中略)
 “金沢中央卸売市場”の字幕。重量オーバーを指摘されたジョナサン「このブリを6時までに新潟に運ばないと6千万がパーになる」警官「こんな飾りつけやがって」と飾りを破壊し始める。抵抗するジョナサンは公務執行妨害で逮捕される。
 ジョナサン「荷が腐っちゃう。離婚して首を吊るしかない」(中略)桃次郎「金沢から新潟まで8時間かかるが、5時間で行かないと。一世一代のスピード違反だ。パクるならパクれ」。
 時速100キロオーバーで運転する桃次郎。無線連絡でトラック仲間やジョージ、八代亜紀の協力を得る。(中略)なんとか間に合う桃次郎。(中略)
 海岸近くを進む桃次郎とジョナサンを映して、映画は終わる。
 
 今回も楽しく見られました。