昨日は文学学校の組会だったわけですが、
クラスも半年以上経過すると、メンバーも打ち解けて色々な話ができるようになります。
文学の蓄積が全くない私には、クラスの皆様の、知識と感性を駆使して絞り出すようにして生み出された一文を読み取って行くことや、細かいアドバイスはありがたいものです。
昨日の2作品は、異なった嗜好のものではありますが、かなり調べて書かれたもので、読み応えがありました。難解な言葉を使っておられるのだけど、読者を飽きさせない話題やアイテムが次々出て来て、それも勉強させていただきました。
休憩中、20代の若い方に、
あなたが小学三年生の時にはどんな本が愛読書でしたか
と尋ねました。還暦すぎる私なんかよりも、知識が豊富ではるかに語彙力があり、読書量も多いので、どんな難しい本を挙げられるだろうと思っておりましたら。
「僕の、子供の頃の愛読書は、はだしのゲンです」
という答えが帰って来て驚きました。
幼い頃の読書というのは、大人が読むような本ではなくて、その年齢にふさわしい本を読むことが大切なのだということがわかりました。本が大好きになれば、自然に本に親しむようになり、難しい本も読めるようになるのです。
以前恩師が、本が好きな子供に育てなさい。そしたら、本によって知識を得て、一生学ぶことができますから。
このようにおっしゃいました。
それを思い出しています。
画像は、三方五胡の展望台に咲いていた、新種の桃香というバラです。香りが強くて、可愛い花です。