トランプ「北朝鮮と素晴らしい対話が進行中…何が起きるか見ていよう」
平昌冬季五輪を20日余り後に控え
「多くのことが起こりえる」

ドナルド・トランプ米大統領が、平昌(ピョンチャン)五輪を契機とする南北対話と関連して「素晴らしい対話が進行している」と述べた。
トランプ大統領は14日、フロリダ州のウェストパームビーチにあるトランプ・インターナショナル・ゴルフクラブで記者たちと会い、「金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国防委員長とどのような対話が行き来したのか。意見を整理して話してほしい」という質問を受けて「何が起きるか見ていよう」と答えた。トランプ大統領は「彼ら(韓国と北朝鮮)は何度かの対話が予定されている」として「何が起きるか見ていよう。希望だが、ことがうまく進むだろう」と答えた。「金委員長と直接話したことがあるか」という質問には、再び「北朝鮮と何が起きるかを見ていよう」、「あなた方も知っているとおり五輪について素晴らしい対話が進行している。多くのことが起こりえる」と述べた。
トランプ大統領は、自身が「金正恩ととても良い関係にある」とインタビューで話したというウォールストリートジャーナルの報道に繰り返し反論した。同新聞は11日、トランプ大統領がこのように話したと報道したが、トランプ大統領は14日、ツイッターを通じて「明確に私はそのように言っていない。金正恩ととても良い関係に“なるだろう”(I’d have)と言った。大違いだ」と話した。さらに「運が良いことに、記者との対話録音ファイルがある」と明らかにし、ホワイトハウスのサラ・ハッカビー・サンダース報道官が、そのファイルを公開した。
それに対してウォールストリートジャーナルも、インタビューの映像と字幕を公開して「私たちが報道した内容を今後も守ることにした」と受け返した。この新聞はトランプ大統領が金委員長と「おそらくとても良い関係を有している(I probably have a very good relationship)」と話したことは明らかだと述べた。だが、ワシントンポストは「録音内容を聴いてみても、トランプ大統領が“I”とだけ言ったのか(wouldの縮約型を使って)“I’d”と言ったのかははっきりしない」と伝えた。