中国国内の2018年高級人材招致率で杭州が全国首位に
2018年、浙江省には51万人の大学生が新たに流入し、前年比35%増加した。新たに流入した海外からの帰国留学生は同18%増の3万2千人。ハイエンド人材の招致率は、杭州が13.6%、寧波が8.5%と、中国国内都市の首位と第2位を占めた。中国新聞網が報じた。
浙江省委員会組織部の温暖副部長は、16日に開催された浙江省人材サービス政策合理化に関する記者会見において、上述のデータを披露した。温副部長は、「浙江省は、ハイレベル人材の導入・乗用車購入とナンバープレート発給・子供の入学などに関する8項目の優遇政策を制定・発表した。現時点で、566人のハイレベル人材に優遇策が適用されている」と紹介した。
浙江省は、「融資が難しい」、「融資コストが高い」といった普遍的な問題に対応するため、「人材レンタル」政策を打ち出し、人材バンクを設立、ハイレベル人材を対象とする最高限度額1千万元(1元は約15.9円)の無抵当・無担保の公定価格ローンを提供している。同省は現時点で、ハイレベル人材110人に対する約30億元のローン審査・承認が終わっており、20億元以上のローンが実際に提供された。
統計データによると、省内の省級「千人計画」産業圏にある企業9社に、リーダー的人材500人以上が集まっており、生産額および税収はいずれも、年平均20%以上増加した。このほか、海外ハイレベル人材が省内で設立した企業は11社に達し、買収合併を通じて6社が株式市場に上場した。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年5月17日