次の総選挙で政権交代を
BS番組 志位・小沢氏が力説
BS番組 志位・小沢氏が力説
日本共産党の志位和夫委員長は24日夜、立憲民主党の小沢一郎衆院議員とともにBS―TBS番組「報道1930」に出演し、次の総選挙で政権交代を実現する決意を表明しました。(詳報)
番組で、菅義偉政権と対峙(たいじ)する野党共闘と政権交代に対する考え方を問われ、小沢氏が、「野党は次の総選挙で政権を取り、われわれの主張を実現する。それが『次の次の選挙でもいい』ということでは国民は受け入れない」「議会政治の本質からいっても、国民の期待感からいっても、絶対、次の選挙で政権を取るんだと強く主張しなければいけない」と語りました。
小沢氏の発言を受けて志位氏は、「小沢さんの発言は当然だと思います。野党として、次の総選挙で政権交代を実現する。この本気度を示してこそ、国民は真剣に耳を傾けてくれる」と力説。暮らしを良くする魅力ある政策を打ち出すことの重要性とともに、「政策を出したとしても、それを実行する政権を取るというものがなければ本気度は伝わらない」「『政策を実現する政権を今度の総選挙でつくる』という本気度を示さなかったら、何のための野党かということを言いたい」と訴えました。
さらに志位氏は「もう一つの本気度のポイントがある」とのべ、「それは共産党を含めて野党が力を合わせて連合政権をつくるということです。そこを踏み切ってほしい。その政治決断をやってほしい」と訴え。「これを宣言して、『政権が実行する公約はこうですよ』と打ち出したら、国民に必ず響く」と強調しました。
「政権を取って何をしたいのか」との視聴者からの質問に答え、小沢氏は、雇用や年金、医療、中小・零細企業、農業への支援などを提示。志位氏は、これに賛意を示したうえで、少人数学級の実現や消費税の5%への減税を加えて訴えました。
菅政権は原発とめろ
反原連が官邸前で抗議
反原連が官邸前で抗議
首都圏反原発連合(反原連)は25日、首相官邸前抗議を行いました。
原子力規制委員会は、東京電力柏崎刈羽原発について、社長が安全に責任を負うとした保安規定の変更案を了承し、原発事業者としての「適格性」を事実上認めました。しかし、同社は福島第1原発事故をめぐって、誰も責任を取らず、裁判でも自らの責任を否定。事故以前からデータ改ざんなどを繰り返してきており、今回の決定への批判が広がっています。
反原連のメンバーは「菅政権は原発とめろ」「再稼働反対」と訴えました。
この日の抗議は、天候の悪化と新型コロナウイルス感染対策のため、メンバーのみで行いました。