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前川喜平・現代教育行政研究会代表は17日、東京新聞のインタビューで「(加藤長官が)自信満々にしっかり答弁しているように感じても、実はごまかし」だ。

2020-09-17 | 自民党の常識は、国民の非常識
加藤官房長官は“論点ずらし”の達人
登録:2020-09-18 06:15 修正:2020-09-18 07:24


焦点をずらす「ご飯論法」が得意 
はぐらかす答弁が多い
      

加藤勝信官房長官=東京/時事通信・聯合ニュース

 日本の首相官邸の“ナンバー2”でありスポークスマンは官房長官だ。特に菅義偉首相が7年8カ月の最長在任記録を持っているだけに、「菅首相が選んだ官房」である加藤勝信元厚生労働相にも注目が集まっている。

 加藤官房長官が平日に1日2回開かれる定例会見をどのように行なっていくのかに関心が集まっている。文部科学省事務次官を務めた前川喜平・現代教育行政研究会代表は17日、東京新聞のインタビューで「(加藤長官が)自信満々にしっかり答弁しているように感じても、実はごまかし」だとし、「まったく説明責任を果たしていないことが多々あった」と分析した。前川代表は加藤長官の得意技としていわゆる「ご飯論法」を挙げたが、論点をずらして事実上答弁を回避する方法だ。

 実際、2018年に加藤長官が厚生労働相として在職していた時に国会答弁を見て、「加藤のご飯論法」のパロディが流行したこともあった。 例えば、このようなやり方だ。

 「朝ごはん食べましたか?」

 「ご飯は食べませんでした(パンは食べましたが、それは黙っておきます)」

 「何も食べていないんですね?」

 「どこまでを食事の範囲に入れるかは、必ずしも明確ではありませんので…」

 「では、何か食べましたか?」

 「一般論で申し上げますと、朝食をとるというのは健康のため大切であります」

 「一般論ではなく、朝ご飯を食べたかどうかを訊いています。それでは聞き方を変えて、ご飯、つまり白米をたべましたか?」

 「そのように一つ一つの質問に答えていくことになりますと、私の食生活をすべて開示しなければなりませんので、そこまで言うのは大臣としての業務に支障をきたします」

 前川代表は加藤長官について「失言はまずない。政府のスポークスマンになっても、ご飯論法でごまかすだろう」とし、「うまくかわす答弁をみて、菅さんは自分の後継に起用したのではないか」と指摘した。
キム・ソヨン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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「一言で言うとノーサプライズ、見あきた顔といつか見た顔が並んだ古色蒼然(そうぜん)たる面々だ」

2020-09-17 | 世直し文化・野党共闘
菅内閣の閣僚発表で小池氏
安倍さんのいない安倍内閣


 日本共産党の小池晃書記局長は16日、国会内で記者会見し、菅義偉内閣の新閣僚の顔ぶれについて「『安倍晋三さんがいない安倍内閣』というのが政治的中身ではないか。安倍内閣が敷いた路線を見直しもせず引き継ぐことがはっきり明確になった」と指摘し、「十分時間をとった臨時国会を直ちに開くことを求め、菅政権と正面から論戦で立ち向かっていきたい」と語りました。

 小池氏は、菅内閣の閣僚について「一言で言うとノーサプライズ、見あきた顔といつか見た顔が並んだ古色蒼然(そうぜん)たる面々だ」と指摘し、「新型コロナウイルス対策で政治の役割が問われているが、新しい方向性が出てくる印象は、まったくない」と述べました。

 記者から論戦で立ち向かうテーマについて問われた小池氏は、まずは医療機関に対する支援や保健所の強化、PCR検査の拡充など新型コロナの危機を乗り越える政策が問われると述べました。また、退陣した安倍晋三首相が方向性を示した「敵基地攻撃能力」保有についても「今後の安全保障政策の大転換といえる問題であり国会で議論しなければいけない」と主張。菅氏が「おかしな部分があれば徹底的に見直す」と発言したことにも触れ、「見直すというのであれば、森友・加計学園問題、『桜を見る会』はおかしなことだらけであり、徹底的に見直す議論が必要」と語りました。
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