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ネイバーのハン・ソンスク代表取締役とカカオのヨ・ミンス共同代表取締役は、8日と10日に公開されたインタビューで、過去20年の韓国のIT産業を顧みて未来を展望し・・・、

2020-09-13 | 科学最前線
二十歳になったインターネット産業、
ネイバーとカカオの代表が予測した未来のITは?

登録:2020-09-11 22:00 修正:2020-09-12 08:37

韓国インターネット企業協会、発足20周年インタビュー

      

ハン・ソンスク・ネイバー代表取締役=韓国インターネット企業協会動画より//ハンギョレ新聞社

「インターネットはもはや革新産業でなく基盤産業」(ハン・ソンスク)
「今後は購読経済とコンテンツに注目すべき」(ヨ・ミンス)

 インターネット産業活性化のための企業の集いである韓国インターネット企業協会は、発足20周年を記念して、8日からインターネット企業の代表取締役など12人のインタビュー動画を順次公開している。ネイバーのハン・ソンスク代表取締役とカカオのヨ・ミンス共同代表取締役は、8日と10日に公開されたインタビューで、過去20年の韓国のIT産業を顧みて未来を展望し、このように語った。

 ネイバーのハン・ソンスク代表は「インターネット産業は今まさに本格的に始まった」として「新型コロナが一つの契機になった」と指摘した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が触発した非対面文化の拡散によりインターネット関連産業が浮上しているが、インターネット企業にとってこうした状況は新たな機会であり可能性になったという趣旨の話だ。ハン代表は「これまでインターネットは新しい革新産業、特異でギーク(卓越した知識がある人)な人々がするものとして認識されたとすれば、今後はITがすべての産業の基盤になる基盤産業段階に移ると思う」と話した。さらに「これからはインターネット産業という区分自体がなくなり、ITが基本となって多様な産業が共生する形になるだろう」と見通した。

 こうした環境のもと、ネイバーは創作者と中小事業者(SME)のデジタル転換を応援することに努めるという事業的指向性も明らかにした。ハン代表は「(IT専門人材がいない小規模事業者にも)デジタル転換は目前の問題」だとし、「彼らにとって必要なサービスとツールは何かを熟慮し、簡単で楽に使えるツールを作ることに集中している」と明らかにした。

 代表的な女性企業家として後輩に「ITは男性・女性という区分を考えずに仕事が出来る分野」とも話した。彼女は「ITは利用者の心をきめ細かく読んで利用者との関係を作っていく能力が要求される分野という点で、女性にとって良い機会になりうる」と助言した。そして「本人が今している産業とITを連結するならば、どのような新しいものが生まれるかを考えてみて下さい」とも付け加えた。

      

ヨ・ミンス・カカオ共同代表=韓国インターネット企業協会動画より//ハンギョレ新聞社

 インターネット企業協会発足20周年とカカオトークの開始10周年を同時に迎えたカカオのヨ・ミンス代表は、2010年の「カカオトーク開始」を基準として過去20年を顧みた。彼は「インターネット・ウェブ基盤サービスが始まった最初の10年間に、ネイバーやダウムなど珠玉のような会社が生まれ、その後の10年にはモバイルの革命的変化とともにカカオやラインなど多くのアプリ基盤サービスが生まれ成長した」と、インターネット産業が歩んできた時間を説明した。

 今後大きく成長する分野としては、「サブスクリプション(定額課金)エコノミー」と「コンテンツ」を挙げた。ヨ代表は「サブスクリプションの産業規模は予測するたびに拡大しており、既存のオールド・エコノミー(旧経済)を代表する自動車や家電などの分野でも定額課金化しようとする努力が続いている」と説明した。ヨ代表はまた「新型コロナの拡散以後、オンラインとモバイルコンテンツの消費が増えた点と、世界中で韓流コンテンツに対する関心が集中している点は、コンテンツ産業がさらに広がる基盤だ」と付け加えた。
チェ・ミニョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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