天弓2は交戦統制所とレーダー、発射台で構成されている=防衛事業庁提供//ハンギョレ新聞社
北朝鮮の弾道ミサイルを迎撃する誘導兵器「天弓(チョングン)2」が最近、韓国軍に引き渡された。
天弓2は「韓国型ミサイル防御」(KAMD)の中核的な構成要素で、北朝鮮の弾道ミサイルが飛んでくると高度10~20キロメートルの高さで迎撃する迎撃ミサイルだ。パトリオットミサイルと共に韓国型ミサイル防御の低層防御を担う。軍当局は高層防御のために、長距離空対地ミサイル(L-SAM)を2020年代半ばの完了を目標に開発している。
天弓2がコールドローンチ方式で打ち上げられる様子=防衛事業庁提供//ハンギョレ新聞社
防衛事業庁の発表によると、天弓2は2012年から国防科学研究所(ADD)の主管で開発され、様々な試験発射で100%の命中率を記録し、2017年6月に戦闘用適合判定を受けたという。2018年に量産に着手し、今回初めて砲台物量を軍に引き渡すことになった。
天弓2は航空機迎撃用の「天弓」を弾道ミサイル迎撃用に性能を改良したものだ。コールドローンチ方式で発射され、能動誘導レーダー方式で弾道ミサイルを見つけ、直撃破壊する。
天弓2は、弾道弾迎撃のための交戦統制技術と多機能レーダーの弾道弾追跡技術が適用され、誘導弾には速やかな反応時間の確保のために前方翼操縦型の形状設計や制御技術、連続推力型の側推力など、世界最高水準の技術が適用されたと、防衛事業庁は説明した。
パク・ビョンス先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)