韓国、
最高裁長官任の命同意案が国会本会議で否決…35年ぶり
登録:2023-10-07 07:59 修正:2023-10-07 08:19
賛成118、反対175、棄権2
イ・ギュニョン最高裁長官候補が先月19日午前、国会で行われた人事聴聞会で固い表情を浮かべている=キム・ギョンホ先任記者//ハンギョレ新聞社
イ・ギュニョン最高裁長官候補の任命同意案が6日、国会本会議で否決された。最高裁長官候補が国会の承認を受けられなかったのは35年ぶり。本会議の表決に先立ち、共に民主党は議員総会を行い、任命同意案の否決を党の方針とした。
国会は6日午後、本会議を開催し、総投票数295、賛成118、反対175、棄権2でイ候補の任命同意案を否決処理した。最高裁長官任命同意案は在籍議員の過半数の出席、出席議員の過半数の賛成で可決される。最高裁長官候補の任命同意案が国会で否決されたのは、1988年のチョン・ギスン候補以来35年ぶり。
民主党は先月19~20日に行われたイ候補の人事聴聞会以降、財産の申告漏れや子どもの財産形成疑惑などがふくらんだイ候補は司法府の長として不適格だと一貫して表明してきた。民主党の最高裁長官人事聴聞特別委員会の委員はこの日、本会議前に記者会見を行い、「最高裁長官はどの公職の候補よりも高い水準の道徳性と資質を備えていなければならない」とし、「イ・ギュニョン候補のような人物は最高裁長官になってはならない」と述べた。
カン・ジェグ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )