どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

「報復」(ジリアン・ホフマン)を読み終えて

2005年06月12日 | 日記
P・コーンウェルも裸足で逃げ出すという帯の文句が的を得たものか 単に謳い文句かは判断しかねる

ただ エンタテイメントとしては面白かった

何より冒頭からショッキングだ そしてまた結末が

訳者のあとがきを読むと 原題の「Retribution」とは 報復より因果応報の 応報に近いようだ

被害者である検察官が 奇しくも加害者を追訴することになる

果たして真の正義はありえるのか

被害者は勿論 その家族の出口無き悲しみは果たして癒えるのだろうか

罪を憎んで人を憎まずなんて甘いことは言っていられないだろう

死刑廃止論がある一方 犯罪者が地獄の炎に焼き尽くされるのを見届けたい人の想いも確実にある

正義もまた時処位

アメリカにはアメリカの正義

イラクにはイラクの正義

パレスチナにはパレスチナの正義

イスラエルにはイスラエルの正義

およそ人の頭の中ほど不可解なものは無い

単純には判断できないってことだけ分かっていればいいか
コメント
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