まだ旅の初日の話でさえ終えてはいない
あの道 あの風景 あの風 を 時折写真を頼りに思い出しつつ 体に沁み込ませていく作業も
旅のゴールには欠かせないもの
漆蔵のこともよくは調べずに行った
駅前からバスが出ているとだけしか知らずにノコノコ出かけて そのバスの本数の少ないこと
都会の日常ではまず乗ることのないタクシーに飛び乗った
ところが ここはそこそこの観光ルートなのか 想像以上に人がいたのにはちょっとびっくり
なんと秋田ではチョー有名な稲庭饂飩の老舗 佐藤養介店のものだった
中に入ると漆の匂いがする
贅の限りをつくした 単なる蔵を超えた蔵座敷なのだ
あまりの豪華絢爛さに ちょっと淫靡な想像なんかもしちゃったりして(申し訳無い!平謝り!)
このあたりは 外からはほとんど見えないこうした内蔵というものを 多くの家が持っているのだそうだ
念のため これはウチグラと読む(ナイゾウではないぞう~^^)
何故そういうつくりなのかが非常に気になって 旅から戻って改めてこの増田町の蔵について検索してみた
京都もそうだったと思うが 店賃というものが間口の広さで決められていたために 奥に長い店舗になったようだ
おそらくはそのせいだろうと思う
今まで耳にしたこともなかった町に 産業の発展に伴う厚い文化の歴史が確かにあった
それを知る面白さを感じるとともに 今の地方都市のあり方なんてことを考えたりするのも
日常には滅多に無いことだけに やはり旅はいいよねって思わざるを得ない
タクシー代は1100円ほどだったか
帰りは電話をすれば迎えに来るとのことだったが なんだかそれもめんどくさい
駅まではおよそ3キロの道のりになるだろうが ええ~い 歩くぞ
とは決めたものの 簡単な地図だけを頼りに歩くのは心細いものがあった
こんな場所で迷子になったら それこそタクシーも呼べなくなる
中間地点には高校があるはずなのだが さっぱり見えてこないし・・・
家の外で立っていた人に尋ねてみたら すぐそこですよと
あ~~間違っていなかったと ひと安心
線路が見えた時は 正直 ランナーがゴールのテープを切る寸前にも似た気分だった
通算10キロは歩いたかと思う一日がようやく終わろうとしていた
ホテルに着いていざ夕食と外に出てみたが 食事をするような場所がほとんどない
ここまで来て 東京でも入らないようなチェーン店の居酒屋に入るのも癪である
コンビニで冴えないつまみを買い 最近多くなったビジネスホテルの大浴場に浸かり ビールを飲んで早めに寝た
この悲惨な夕食に輪をかけたような翌日のそれが訪れるとは この時は夢にも思わなかった
あの道 あの風景 あの風 を 時折写真を頼りに思い出しつつ 体に沁み込ませていく作業も
旅のゴールには欠かせないもの
漆蔵のこともよくは調べずに行った
駅前からバスが出ているとだけしか知らずにノコノコ出かけて そのバスの本数の少ないこと
都会の日常ではまず乗ることのないタクシーに飛び乗った
ところが ここはそこそこの観光ルートなのか 想像以上に人がいたのにはちょっとびっくり
なんと秋田ではチョー有名な稲庭饂飩の老舗 佐藤養介店のものだった
中に入ると漆の匂いがする
贅の限りをつくした 単なる蔵を超えた蔵座敷なのだ
あまりの豪華絢爛さに ちょっと淫靡な想像なんかもしちゃったりして(申し訳無い!平謝り!)
このあたりは 外からはほとんど見えないこうした内蔵というものを 多くの家が持っているのだそうだ
念のため これはウチグラと読む(ナイゾウではないぞう~^^)
何故そういうつくりなのかが非常に気になって 旅から戻って改めてこの増田町の蔵について検索してみた
京都もそうだったと思うが 店賃というものが間口の広さで決められていたために 奥に長い店舗になったようだ
おそらくはそのせいだろうと思う
今まで耳にしたこともなかった町に 産業の発展に伴う厚い文化の歴史が確かにあった
それを知る面白さを感じるとともに 今の地方都市のあり方なんてことを考えたりするのも
日常には滅多に無いことだけに やはり旅はいいよねって思わざるを得ない
タクシー代は1100円ほどだったか
帰りは電話をすれば迎えに来るとのことだったが なんだかそれもめんどくさい
駅まではおよそ3キロの道のりになるだろうが ええ~い 歩くぞ
とは決めたものの 簡単な地図だけを頼りに歩くのは心細いものがあった
こんな場所で迷子になったら それこそタクシーも呼べなくなる
中間地点には高校があるはずなのだが さっぱり見えてこないし・・・
家の外で立っていた人に尋ねてみたら すぐそこですよと
あ~~間違っていなかったと ひと安心
線路が見えた時は 正直 ランナーがゴールのテープを切る寸前にも似た気分だった
通算10キロは歩いたかと思う一日がようやく終わろうとしていた
ホテルに着いていざ夕食と外に出てみたが 食事をするような場所がほとんどない
ここまで来て 東京でも入らないようなチェーン店の居酒屋に入るのも癪である
コンビニで冴えないつまみを買い 最近多くなったビジネスホテルの大浴場に浸かり ビールを飲んで早めに寝た
この悲惨な夕食に輪をかけたような翌日のそれが訪れるとは この時は夢にも思わなかった