どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

またいつか訪れたい町

2009年08月23日 | 日記
お決まりのコースを経て ほとんどの人が見るだろうものは見た

寺町がある

ここも 壮観だった

大きな黒門をくぐると 端正で真っ直ぐな広い道の両側 そのず~~~っと先まで 寺 てら テラだ

サザエ堂があったが どうやら出入り口は同じのようだ

これは 会津のサザエ堂に限るね


前川國男のデビュー作で 現在は「こぎん研究所」になっている木村産業研究所まで歩く

こぎん 刺し子 各地の染物(特に藍) 織物 印伝 アケビ細工 他多数 全て私の好きなもの

悪いけど グッチやシャネル エルメスなんて お呼びじゃない

バーキンのバッグを持って似合う日本人なんて どれだけいるかっての


上野に東京文化会館というものがある

クラシックの音楽ホールで これが前川さんの作品だ

私は 11歳だったか そこのホールに立ったことがある

開館して数年後のことだが 勿論 その時は何も知らなかった

そもそも そうなったのも偶然のことなのが・・・

今でも上野の美術館や博物館に行く度に その事を思い出す


この木村産業研究所が建てられたのは なんと戦前(1932年)である

古さを微塵も感じさせないその究極のモダニズムに 圧倒された 


夕刻5時 

例の店の暖簾をくぐる

徘徊してきました~ と 報告も兼ねて

知らない店で外れるよりも 知った店のほうが安心というと ありがとうございますと


此処の店主は なかなかしっかりしていると感じることが多かった

うっかりタメグチになりかけると すぐに言い換えるのも その一つ

私と同年齢に近いような男性が おそらくは常連客だと思うけれど 話に参加してくれた

こういうのも 酒飲みの楽しいところだ

怪しい自由業らしき人で しばらくして彼が待ち合わせていたオネエちゃんがやってきた(どんな関係??)

だが 店を出る時は 気をつけて といった挨拶もしてもらった

店主からは またまたレトロな情報を頂いた

昔 赤線 青線があった場所 古い床屋もあるとか

それは次の日の朝 偕交社を見る途中でちゃんと確かめた


弘前は 確実にまたいつか訪れたい町の一つになった
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ライト風パクリ建築

2009年08月23日 | 日記
さほど深い知識が無くても ちょっと近代建築が好きな人ならば 一目見ただけで絶対にぎょっ!っと思うはず

何故 こんなところに こんなものが と思わせる外観

そう まるでフランク・ロイド・ライトなのだ

調べたところ 設計・施工は佐吉一族だった(念のため 太宰の生家「斜陽館」もそうである)


帝国ホテル竣工のあとだから 間違いなくライトを意識した というか 真似っこだ

元々 高谷英城(例の銀行の頭取だったか)の別邸として建てられた

日本家屋のほうは 庭園も含めて素晴らしいようだが 現在は翠明荘という懐石料理店になっている

問題の洋館のほうについては あまり情報を得ることはできなかった

なんと ちゃっかりライト倶楽部という名前までついているようだし 

しかし 完全なパクリ建築

それがこの東北の地にあるというのも またこの土地の文化が高かったということなのかどうなのかは

判定するのが難しいところだが 佐吉自身が相当 洋風建築を学んだということだから

やはり ライトには大きな刺激を受けたのだろうと想像する


細部を見たいのだが ここでも思うように見ることが出来ない

覗き込んでいたら 和服姿の女性が出てきてしまったので 慌てて退散する・・・

フリをして なんとか実体がわかるようにと何枚か写真に納めたのだが・・・?
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中心部に入って

2009年08月23日 | 日記
町の中心部には 看板建築 蔵 消防団の建物 商店 旅館 住宅 教会 公舎 寺町 武家屋敷跡と

もう 見どころが多過ぎて それについて全て書いていたら秋になってしまうくらいだ

それに そんなものは誰かがネットでとっくに発表している

だから 私が特に興味を持ったものや行動についてだけ 書こうと思う


例の店の前を通りかかったら 仕入れが終わったのか 店主とばったり

昨日はありがとうございました 行ってきます~と


三上ビルというのがある

弘前で現存する鉄筋コンクリート造では 最古のもの

昭和2年というから80数年になるわけだが 私にとってはそう古い話でもないように思えてきたぞ


この一階には「時代屋」という喫茶店があるようなので 入ってみる

ママさんは このビルより十数年若いだろうか・・

トマトジュースを頼んだら ごめんね 切らしちゃった というので グレープフルーツジュースにする

店内は小さく 12人ほどでイッパイかも

客は昔からの馴染みと思える年配の人が二人


このビルのことをきいてみると 私が持っていない観光用のパンフレットを差し出してくれた

前川國男のデビュー作である木村産業研究所のことも よく知っていた

実はもう一つ 気になる建物をバスの中から見ていた

バスは視点が高くなるので 見つけ易いのだ(だから いつもキョロキョロとしている)

それについても 情報を得た!

この道をこう行って あれ 此処に信号がもう一つ無かったかな と あれこれ教えてくれる

皆さん 自慢なんだろうなぁ~


「高砂」という蕎麦屋が 建物も良く また美味しいと聞いていたので 早めの昼食

かの棟方志功も通ったという老舗らしい

更科系かな 美味しくいただきました


この町では 地図を持ってちょっと立ち止まっているだけで 誰かが声をかけてくれる

歩いて行くの?水分補給して 気をつけてね なんていう優しい言葉もいただいた


さて 観光マップにあるような建物のことは省略しよう

それよりも バスの中から見た気になる建物だ!
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奈良美智の犬と煉瓦倉庫

2009年08月23日 | 日記
次は煉瓦倉庫群だ

これも例の店主からの情報だったが あれ? そんな話をどこかできいたなぁ~

もしやと思いつつ出かけて 果たしてそうだった

それは その前に広がる公園に立つ(建つではない)奈良美智(弘前出身)の犬のオブジェを見た時に わかった

以前 此処でイベントが行われたという事を どこかでちらと目にしていたのだ

これ(吉井酒造煉瓦倉庫)のことだったのかぁ


外観はそう悪くは無い

あちこちくたびれたところはあるが このままにしておくのは実に惜しい建物だ

煉瓦をバックに巨大な犬を写真におさめようと ここでもかなりの時間を費やした

公園で二人の男子高校生が 発声練習をしている

演劇部にでも所属しているのだろうか

まさに青春


真言宗の寺院である金剛山光明寺最勝院の五重塔は重文だと これもルートに入っていた 

興味も無いまま とりあえず見ることにする

残念ながら 私にはその良さがわからず これは私の範疇ではないと悟った


地方で城のある場所は 当然そこを中心として町が作られてきた歴史を持っている

ここ弘前も然り

昨日の飲食店にしても 到着してすぐに見た銀行も これから見たいものも 全て城の周囲にある

いざ 中心部へ
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弘前昇天教会とシャムロック

2009年08月23日 | 日記
昨夜の店で 帰りにちょっと遠回りの散歩をすれば幾つか見ることができると

店主が いくつかの情報と共に観光マップにそのルートを書き込んでくれた

生憎の雨でそれは諦めたのだが(財布を忘れてドタバタになったし^^) 今日はそのルートから始めよう


ホテルを出て まずは一番見たかった聖公会の教会(弘前昇天教会)に行くはずが・・・

駅前のレンガの煙突が目に入り もう横道にそれる

なんじゃ?なんじゃ?

貨物のコンテナが並ぶそばなのだが 高い鉄板の壁に遮られて どうがんばっても中は見えない

う~~ん・・・・気になる


歩き始めて また別のものを見つけて足を止める

内装工事をしている家が ちょっと変わっていたのだ

その説明は省くとして まあこんな具合にあちこち覗き込んだり見上げたりして 道草ばかりくっている


一戸時計店の可愛らしい時計台が 目に入る

昨日教えてもらったものだが この町の人なら知らない人は居ないという 愛されるシンボルになっているようだ


そしてしばらく歩くと レンガの教会が突然現れた

がっしりとしたバットレス(壁面を支えるための出っ張り)が良い感じだ

意匠として目立つのは 三葉模様(クローバーだが より正確に言うならばシャムロック)

聖公会では聖パトリックを聖人としている

シャムロックは 彼の説いた「三位一体」を象徴する大事な意匠なのだ

聖パトリックの日には 緑の服を着たり 緑色のビールを飲むなどして祝うのは有名だが

それは このシャムロックに由縁する


今日は ここまで

昨日の深酒がたたって 今日は飲みもしないのに夕方から熟睡

家事も捗らなかった

写真をPCに取り込んだが 明日アップできるかどうかは未定

続きは また明日
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