昨日は心地よかったが 35度を超えた今日はもういけない
昼過ぎにエアコン稼働
これからしばらくは こうした日が続くことになるだろう
同じ地域に限れば天候は平等なので 暑さを嘆くことはあっても大きな不満は生まれないし そもそも天に文句を言っても始まらない
お風呂本として買った『慶次郎縁側日記』シリーズを 今年になって読み始めている
書名や作家の名を見かけたことはあったけれど それまでに読んだ本は『ぎやまん物語』だけだった
ぎやまんの手鏡が歴史上の人物の手から手に渡っていく物語で 秀吉から江戸開城までの歴史のひとつの見方を示した作者のライフワーク的作品として とても面白く読んだことを覚えている
『慶次郎~』シリーズは 元同心の主人公が色々な事件に直面するものということで 初めは単純に岡っ引きだのも出てきて事件解決 といったものだろうと思って手にしたのだが 少し違った
数話で一冊となっているが どの話もこれで解決 めでたしめでたし という感じではないのだ
残尿感で一杯・・・
これで良かったのか この先この人はどうなるのだろうか どうするべきだったのか
見事な正解や善悪の判断などはなくて どうしようもない どうにもならないものを抱えながら生きていくのが人であり そのことが単に話以上の感慨をもらたす
一話読み終えるたびに そうだよね ひとってそんなもんだよね って少し切なかったり しょがねえ生き物だなあと感じたり 割り切れないままにそれでも生きていくのだと思ったりしている