遂に暖房を入れる

寒さ更新！

室温は夜明け頃から下り始め　最低気温は３℃

しっかり真冬の気温で　しかも太陽は拝めないとくると　私のテンションは下がりまくりだ

朝風呂から食事の支度と一連の動作を続けて行っている時には　そう寒さも感じなかったけれど　じっとしているとじんわりと冷気がやってくる

お昼になって　ついに　ついに暖房を入れた


佐藤愛子の本の中に　老人がクーラーをつけずに熱中症になることについて　「この年代にありがちな節約癖　健康に悪いという思い込み　暑さを感じにくくなっている」といった専門家の分析も認めたうえで　「クーラーに対する抵抗感」をあげている

なんというか「我慢の美学」とでも言ったらよいだろうか

この程度の暑さに負けるものか　という気持ち

でも　これを読んだ時　私はなんとなくわかるような気がした

「欲しがりません　勝つまでは」のように　耐えることや我慢することが美徳とされた青春時代を送った彼女が言うのはわかるとしても　この私がわかるというのも　どういうことかとも思うけれど

そういえば　私の通った大学は１２月になるまで暖房が入らず　教室によっては寒くてコートが脱げないこともあった


決してケチっているわけでもなく　どこまでもやせ我慢で通せるとも思っていない

前にも書いたように冷暖房を必要としない季節が好きだから　できるだけその時間を長くしたいという思いはあるのだが　かといって　私が念力で気温を制御できるわけじゃなし　どうしたって「恐れ入りました」とリモコンを手にする日はやってくる

それが　今日

そしてそうなれば　これはもう習慣になる

それが冬というもので　勝ち負けの問題ではないとわかっているのに　あ～あ　ついに暖房入れちゃった　と思う自分のこの気持ちは　いったいぜんたい　何？


室温はみるみる上昇し　暖かい部屋で飲むビールは美味しかった

日本のあちこちから　雪の知らせが届けられている

勝とうが負けようが　冬は寒く　そしてやっぱり寒いのは嫌いだ