どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

断章 (fragment)

2005年01月28日 | 日記
日常の瑣末な出来事の中にも 人生の真実は隠されている

子供のような好奇心を持って辺りを見回し

自分の心の声に生真面目に耳を傾け 

自らと深いところで対話をすれば

そのヴェールを剥がすのは さほど困難ではない


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ゼロからスタート 一(いち)から始める

2005年01月25日 | 日記
どちらも意味は同じようなもの?

とはいっても 数学の世界ではゼロと一じゃ 当然 全く 大きな意味をもって 違う

「零の発見」っていう本があったと思うけど この発見は確かに凄いことなのだ

数学の世界を持ち出さなくたって ゼロが「無」であること あるいは「空」であることは よく判っている

野球なら 一点で勝利することもあるが 零点に勝利は無い あって引き分け

ある人の日記の中に こんな表現があった

私にはもう何も失う物はありません と

悲観的な台詞では無かった

明るく未来を見詰めての台詞だった

しかし 待てよ と思った

何も失う物が無い人間なんて 果たしているのだろうか

財産や地位、権力、名誉、愛する人、その他もろもろの物を失っても

自分自身というものがあるじゃないかと

命は勿論 独自の思考や人格 経験や記憶は 誰もが持っている掛け替えの無い貴重な物ではないかと

確かに ゼロから・・・と言う時は その背後に「無」を意識して 強い覚悟と潔さを感じてしまう

けれども 私は 何も無いなんて事は無いよ そんな想いで 一から・・・を選びたい

ゼロからスタートしても 一から始めても 本当は大した差など無いのだろう

こう書いていて 今思った

ゼロから出発する 一から出直すって 言うよね~

してみると やはり ゼロと一との間には 限りなく大きな物が詰まっているという気がしてくる

こんな愚にもつかぬ事を考えているのも 風邪のせいで壊れた胃袋を カラッポにしているせいだろう

私の胃袋の中は まさにゼロ

明日は お粥さんから始める

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知恵熱

2005年01月24日 | 日記
昨夜 発熱!

あっという間に38度まで上昇し 足腰はだるく 布団の中で悶絶~

何度も寝返りを打ち 汗をかき そうかと思うと寒さに震え

出勤は無理かと思ったのですが・・・

ハードボイルドが好みの私には ぎりぎりやるのが信条

でも流石に会社では口数少なく

それを喜んだ人も少なからずいたかも・・・

日頃は冷たい仕打ちの仲間からも 早退したら~という嬉しいお言葉・・・涙

天使には優しくすべきと悟ったようです

帰宅後の体温 36度5分になっていました

知恵熱だったのか・・・

どうあれ ビールが美味しければノー・プロブレムです
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入浴もホッファーさんと一緒に

2005年01月23日 | 日記
昨日に引き続き ホッファーさんの自伝片手に入浴

なんでもそうだが 惚れ始めは愉しいもの

知らないことばかりで だから知りたい

季節労働者としての生活に終止符を打つまでの彼の人生は まさにロード・ムービーだ

私は彼と腕を組んで 今 彼の歩んだ道を散歩している

その道で出会う人々(不適応者:ミスフィット)とのエピソードは 珠玉の短編小説のようだ

彼の 人生や社会や人間に対する思索や洞察力は 単に膨大な読書量によるものではなく

こうした経験に支えられていると思う

だから 机上の空論ではない強さと暖かさと どこか飄々とした印象を受けるのだろう

彼は ホッファー家の者は40歳まで生きられないと言われて育ち 18歳で家族を失った

その身軽さも彼にとっては 自分を不必要なまでに深刻に捉えずに済んだ要因ではないかと思う

彼は言う

自分の背中に背負える以上のものを持たないことが 私にとってはとても重要なことなのだ

気負わないこと これをどう捉えるかは人によって違うだろう

私は賛成に一票―続く―

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ロスでホッファーは

2005年01月22日 | 日記
スキッド・ロウに居を構えるんだけど 金の稼ぎ方を知らない

とにかく図書館で本を借りては 一日中読みふけっていたという

持ち金が尽きると 衣服を売り それももう無くなってしまうと やってくるのは 飢えとの闘いだ

3日目からは 肉体を苦痛が襲う

そして5日目の夕方 ペット・ショップのウィンドーで 番いの鳩の交尾シーンを見るわけ

その飽くことのない欲望に圧倒されて 彼は空腹を忘れている自分を発見した

それは不思議な発見であり 悪夢から覚めたような感覚だったという

人は極限にあるとき 案外こうした当たり前のこと 普段は何も感じないことに はっとすることがある

密かに自分が求めている答えを ありふれた日常の中で発見したりするものだ

そして彼は労働者となる 少年時代との決別ってわけだ―続く―
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