明け方、歯の痛みで目が覚めて、ロキソニン半錠を飲みました。
痛みは消えたわけではなく、薬が効いている間はおさまっているだけ。
4,5時間でぶり返すので、痛みだしたら早めにロキソニンを飲んでいます。
熱も、昨日から37度前後あります。
ということで、
今日はずっと家のなかで、安静にしていました。
退屈なのでテレビを見ていたら、昨日の吉村大阪府知事の
「市販のうがい薬がコロナに効くのではないかという研究結果が出た」
という発言の波紋が広がっていました。
昨日の会見を見ていて、フェイクではないかと思ったのですが、
本人は手柄でも立てたように得意げに話していました。
一夜明けて、WHOや専門家が否定的な見解を次々に発表しています。
専門家解説 新型コロナ対策、イソジンなどのうがい薬に飛びつくべきでないのはなぜ?(BuzzFeed 2020.8.5)
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痛みは消えたわけではなく、薬が効いている間はおさまっているだけ。
4,5時間でぶり返すので、痛みだしたら早めにロキソニンを飲んでいます。
熱も、昨日から37度前後あります。
ということで、
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退屈なのでテレビを見ていたら、昨日の吉村大阪府知事の
「市販のうがい薬がコロナに効くのではないかという研究結果が出た」
という発言の波紋が広がっていました。
昨日の会見を見ていて、フェイクではないかと思ったのですが、
本人は手柄でも立てたように得意げに話していました。
一夜明けて、WHOや専門家が否定的な見解を次々に発表しています。
うがい薬「感染予防の科学的根拠ない」WHO神戸がツイッターに見解投稿 2020/8/5 18:14神戸新聞NEXT 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、大阪府知事らが使用を促したうがい薬について、世界保健機関健康開発総合研究センター(WHO神戸センター)=神戸市中央区=は5日、ツイッターの公式アカウントで「感染を予防できる科学的根拠はない」とする見解を投稿した。 WHO神戸センターはツイッターで「うがい薬でうがいをすると、新型コロナウイルスの感染予防になりますか」という質問に答える形で掲載。「いいえ。うがい薬の使用で感染を予防できる科学的根拠はありません」と否定し、「唾液に含まれる特定の微生物を数分間除去できるものもある。しかし、感染予防を意味するわけではない」とした。続く投稿でもうがい薬などの効用について「ウイルスをどの程度減らすか、という科学的事実についてはまだ結論が出ていない」とした。 うがい薬の効用を巡っては大阪府が4日、軽症患者を対象にした研究で、特定の成分を含むうがい薬を使った人の唾液をPCR検査すると、使わない人より陰性が多い傾向があったと発表。吉村洋文知事がイソジンうがい薬や明治うがい薬を示し、発熱症状のある人や、接待を伴う飲食店の従業員、介護・医療従事者らに使用を推奨した。その後、メーカー株が高騰し、薬局などの店頭から商品が消えた。 |
うがい薬 官房長官は検証注視 専門家「防御力落ちる可能性」(2020年8月5日 NHK) 殺菌効果のあるうがい薬でうがいをすると、新型コロナウイルスが減ったとする研究結果を大阪府が発表したことについて、菅官房長官は、今後行われる予定の重症化の予防効果を検証するための研究を、注視していく考えを示しました。一方、専門家は「もともと口の中にいる細菌を根こそぎ絶やしてしまい、かえって防御力が落ちてしまう可能性もあるのではないか」と指摘しました。 菅官房長官「重症化の予防効果を検証の研究を注視」 殺菌効果のあるうがい薬でうがいをすると、新型コロナウイルスが減ったとする研究結果を大阪府が発表したことについて、菅官房長官は、今後行われる予定の重症化の予防効果を検証するための研究を、注視していく考えを示しました。 大阪府の吉村知事は、4日、宿泊施設で療養中の軽症や無症状の患者が、殺菌効果のあるポビドンヨードが含まれたうがい薬でうがいをしたところ、新型コロナウイルスが減ったとする研究結果を発表しました。 菅官房長官は、5日午前の記者会見で「今後、宿泊療養施設の臨床研究を拡大し、有効性や安全性を含む、重症化の予防効果の検証研究を行っていく旨の発表があったと承知している」と述べました。 そのうえで、今後行われる予定の重症化の予防効果を検証するための研究を、政府としても、注視していく考えを示しました。 専門家「かえって防御力が落ちてしまう可能性も」 うがいとかぜの関係について詳しい京都大学の川村孝名誉教授によりますと、ポビドンヨードのうがい薬で重症化を防ぐことができるかどうかについて、「うがい薬を使えば口の中のウイルスが減るのは当然の結果だが、ウイルスは鼻やのど、それに肺に届くと速やかに細胞に入っていってしまうため、あとからうがいして意味があるかについては今のところ分かっていない。一方で、ポビドンヨードは、ウイルスだけではなく、もともと口の中にいる細菌を根こそぎ絶やしてしまいかえって防御力が落ちてしまう可能性もあるのではないか」と指摘しました。 川村名誉教授たちのグループは以前、全国のおよそ390人を対象にうがいとかぜの関係について研究を行った結果、毎日、水でうがいをした人は何もしない人に比べてかぜにかかった人がおよそ40%減ったということです。 一方で、ポビドンヨードのうがい薬でうがいをしていた人ではかぜにかかる人は減らなかったということです。 また、うがい薬で感染の拡大を防ぐことができるかについて、川村名誉教授は「口の中にウイルスがあれば飛まつを通してほかの人に感染をさせるおそれはある。感染を防ぐという観点からは、効果があるかを研究する価値は十分にあると思う。ただ、ウイルスが感染する仕組みは複雑で効果の検証には大規模な研究が必要になってくるため、結果を利用する際には慎重な判断が必要だ」と話しました。 厚労省「国として推奨する段階ではない」 厚生労働省の担当者は、野党側が国会内で開いた会合で「一般論として、消毒薬を使ったうがいはウイルスを消失する効果があると指摘され、手洗いとともに感染症の予防には有効だ。今後、研究が拡大され、より確かな証拠が出ることを期待しているが、国として推奨する段階ではなく、現時点で効果があるというのは時期尚早じゃないかと思う。『コロナウイルスに効く』と推奨するには、ある程度の科学的根拠を出さないといけない」と説明しました。 医師会「エビデンスが不足している」 日本医師会の中川会長は、記者会見で「大阪府知事の発言は現時点ではエビデンス=根拠が不足していると考えている。発信力の強い方が発言をすると、店頭から薬が消えてしまうということが起こる。国民に極力混乱がないよう慎重に対応すべきだ。医師会としても効果を検証したい」と述べました。 政府分科会 尾身会長「検証してから判断したい」 政府の分科会の尾身茂会長は「分科会としてうがい薬が良いか悪いか判断するには情報が少なく、もう少し検証してから判断したい」と述べました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
専門家解説 新型コロナ対策、イソジンなどのうがい薬に飛びつくべきでないのはなぜ?(BuzzFeed 2020.8.5)
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うがい薬でコロナ重症化抑制? 大阪知事が使用呼びかけ 専門家は懸念「害になりかねない」 毎日新聞2020年8月4日 大阪府などは4日、新型コロナウイルスの軽症患者に、消毒剤の一種、ポビドンヨードを含んだうがい薬でうがいを続けてもらったところ、唾液を使ったPCR検査で陽性になる割合が、うがいをしなかった患者に比べて低かったとする「研究結果」を発表した。吉村洋文知事がうがい薬の使用を呼びかけ、各地の店頭からうがい薬が消えたが、専門家からは「使い方を間違えると害になりかねない。知事の勇み足だ」と懸念する声も上がっている。 「研究」は、府立病院機構運営の大阪はびきの医療センター(羽曳野市)が唾液中のウイルスが減れば重症化を抑制できると想定して実施。6~7月に府内のホテルで宿泊療養している患者約40人を対象に1日4回うがいするグループと、しないグループに分け4日間調査。うがいをしないグループの唾液の陽性割合は56・3%だったが、したグループは21・0%だった。 吉村知事や松井一郎・大阪市長と共に記者会見した松山晃文・同センター次世代創薬創生センター長は「うがいが唾液中のウイルスを減らす可能性がある」と述べたが、他人への感染抑制の実証については「これから」とした。体内にあるウイルスとの関係も不明だといい、検証が必要との考えを示した。 会見場には市販のうがい薬が並べられ、吉村知事は「うそみたいな本当の話」と切り出し、「コロナに効くのではないかという研究結果が出た」と紹介。①発熱など風邪のような症状のある人やその家族②接待を伴う飲食店の従業員③医療従事者や介護従事者――を対象にうがいでの使用を呼びかけた。 この呼びかけに対し、高鳥毛敏雄・関西大教授(公衆衛生学)は、「せきなど風邪症状がある人には有効かもしれない」とする一方で、「予防できると過信させるのは害になりかねない」と健康な人も含めて広く使用されることに警鐘を鳴らした。妊婦や甲状腺疾患がある人の使用にも注意が必要とされ、さらに「口の中や胃腸には(通常は問題のない)常在菌があり、そういったバランスを乱してしまう恐れもある」と述べた。「使い方を間違えると毒にもなる。アレルギーを持っている人も少なくない。対象をしっかり示して推奨する必要がある。呼びかけは知事の勇み足だと思う」と懸念を示した。【田畠広景、松本光樹】 |
WHO「特効薬ない可能性」 新型コロナ、事務局長が警告 2020年08月04日 時事通信 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は3日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症について、「特効薬は現時点でなく、今後も存在しない可能性がある」と述べ、ワクチンや治療薬の開発に過度に期待しないよう警告した。 世界の感染者が累計で1800万人を超え感染拡大が続く中、各国に検査や患者の隔離、接触者の追跡、社会的距離の維持、マスクの着用といった現在取り得る対策の「全てを実行すべきだ」と求めた。 新型コロナのワクチンをめぐっては、米英中を中心に激しい開発競争が繰り広げられており、一部では臨床試験の最終段階に入っている。治療薬も臨床試験が進行中で、早期の実用化が期待されている。 テドロス氏は会見で、「多くのワクチンの臨床試験が進んでいる。われわれは皆感染を防ぐ効果的なワクチンを望んでいる」と各国の開発努力を評価する一方で、特効薬が今後も存在しない可能性に言及。その上で、「現時点で感染拡大を防ぐには公衆衛生と疾病管理の基本が重要になる」と指摘した。 |
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