熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

スマートシティ・ビジネス

2013-01-28 14:10:24 | Weblog
望月洋介さんの「スマートシティ・ビジネス入門」を読みました。

スマートシティは、エネルギーの利用効率を向上させることによって世界のエネルギー問題を解決すると同時に、CO2の排出量を抑え地球温暖化の環境問題に挑戦する試みです。

アジアで今後顕在化する高齢化対策を先取りするものでもあり、以前から関心を持っていましたが、適当な解説書がなく不勉強の状態でした。

この入門書に出会い、スマートシティ・ビジネスの概略がつかめましたね。

この本では、スマートシティへの流れ、世界動向、実現に向けた課題、日本の課題と突破口が、分かりやすく書かれています。

日本はスマートシティの実現を構成する要素技術は優れているのですが、全体構想力、情報収集力、情報発信力が弱く、韓国の後塵を配しています。

韓国は、官民一体となって済州島のスマートシティ化を進めており、大統領が世界各国に向けてPR活動を行なっています。

また、シンガポールは情報収集力が優れており、全ての情報がシンガポールに集まるような巧みな仕掛けを作っています。

日本もシンガポールと韓国に学ぶという謙虚な姿勢が必要です。

優れた技術であればPRなどしなくともわかってもらえると考える企業経営者、政治家、官僚が多いのですが、世界相手にそのような認識ではいつまでたってもスマートシティ・ビジネスの負け組から抜け出せません。

意識改革が望まれますね。






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