熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

自分の物差しで考えてしまう

2014-10-03 18:00:07 | Weblog
私は59歳で弁理士資格を取得しましたが、受験勉強中に30代、40代の受験生から「資格をとって何をするのですか?」というような質問を多く受けたことがあります。

私の場合、企業の知財部門で20年近く仕事をしていたので、その集大成として資格をとる、定年退職後に知財コンサルタントの仕事をするという理由で受験勉強をしていました。

私と同年輩の知人、友人で弁理士の受験勉強をしている方がいますが、その目的は様々です。

私と同様の目的の方、勉強することだけが目的の方(所謂趣味ですね)、定年後の再就職に有利な資格として考えている方、100人いれば100の目的がありますね。

30代、40代の方が自分の物差しだけで60代の人のことを考えると思わぬ間違いをします。

やはり想像力を働かせて考えることが必要ですね。

弁理士資格の取得目的だけでなく、仕事、その他の全てのことに言えます。

私の現役時代に40代の社内弁理士がいましたが、所謂頭でっかちという人で、自分の物差しで研究開発者と議論していて、都合が悪くなると法律論を振りかざすという手に負えない人でしたね。

「もう少し相手の事情を考えたらいいのでは?」とアドバイスしましたが、聞く耳を持たないという感じでしたね。

私が退職してから数年して企業を退職しましたが、研究開発部門に受け入れられなかったようです。

弁理士資格を取得すると、自分が優れた頭脳の持ち主になったような錯覚を持つ人がいるようです。

気を付けないといけませんね。







ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下のURLから投票して下さい。

特許・知的財産 ブログランキングへ

 
弁理士 ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする