熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

選挙公約

2014-12-06 19:53:55 | Weblog
テレビ朝日の番組で、党首討論会を開催していました。

司会者が安倍首相に「アベノミクスの是非を問うのであれば、集団的自衛権の憲法解釈の変更についても解散して真を問ったらどうですか」と質問すると、安倍首相は興奮した様子で「今回の選挙公約にも安全保障が入っているので、それらは全て信を問うということです」と力説していました。

選挙当初は、経済政策のみが争点だと主張して、野党から争点隠しだと批判されていましたが、自民が300議席を超す勢いだという中間予測結果が明らかになると、急に態度を変えました。

そういえば、村山元首相が「安倍さんはコロコロ意見を変える。第一次安倍内閣で靖国参拝はしないといっていたのに、第二次安倍内閣では、靖国参拝を断念したのは痛感の極みだと言っていた」と呆れていました。

「村山談話を全部承継するわけではない」と言っていたのが、中国、韓国の反発が強くなると、急に態度を変えて「村山談話を承継する」と言い出しましたね。

今回の党首討論会で、選挙公約にあるのは全て国民の信を問うと明言したので、自民党が大勝すると、集団的自衛権に基づく自衛隊の海外派遣を可能にする法律の制定、原発再稼働の推進、特定秘密保護法による秘密情報の増加、武器輸出原則緩和による武器の輸出増大等が現実のものになってきます。

「経済政策を信任したのであって、原発再稼働や集団的自衛権の憲法解釈の変更を信任したわけではない」というような甘っちょろい反対意見には聞く耳を持たないでしょう。

与野党伯仲が緊張感を産んで、一方的な政策実現を防ぐことができるのですが、有権者は自民党に全部おまかせということなのでしょうね。

その結果がどうなろうと構わないということですか。

私は、安倍政権の「国家が国民をコントロールする」「国民の多くが反対している原発再稼働、集団的自衛権の憲法解釈の変更をどんどん進めていく」「安倍政権に反対する意見をいう者は徹底的に弾圧する」という強圧的な政治に危機感を持っているので、野党に一票投じますが、皆さんはどうするのでしょうか。







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