熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

3.11

2015-03-11 09:28:32 | Weblog
今日は、3月11日。

東日本大震災の発生した日で、あれから4年経ちます。

各局で震災から4年目の現状について伝えています。

4年経っても復興は思ったように進まず、厳しい現実が見えてきます。

避難生活を送るのは約22万9千人、被災3県では恒久的な住まいとなる災害公営住宅の完成が15%にとどまっています。

資材や人件費の高騰で建設が遅れていることが原因ですが、これは、震災復興という名目で全国の公共事業を優先させてデフレ脱却を図ろうとしている自公政権の思惑の現れでしょう。

被災者は、デフレ脱却の言い訳に使われていますね。

政府が決めた5年間の集中復興期間は、最後の1年の正念場を迎えますが、先日の安倍総理の発表で5年を過ぎても支え続けるという趣旨の発言をしていました。

これは復興が遅れていることの言い訳をしているの過ぎませんね。

警察庁は、震災の死者が1万5891人、行方不明者は2584人と発表しています。

復興庁によると、震災後の体調悪化や自殺による震災関連死は3194人になており、悲惨な現実が見えてきます。

特に深刻なのは、原発事故の影響をまともに受けた福島県。

東京電力福島第一原発事故の影響が続く福島県では昨年、田村市と川内村の一部で国の避難指示が解除されたのですが、田村市で4割、川内村で1割しか戻っていません。

原発周辺市町村では、帰還をあきらめた移住の動きが広がっています。

原発事故の影響で、常磐線の竜田(楢葉町)―原ノ町(南相馬市)間は現在も不通で、国土交通省によると、このうち北側の原ノ町―小高(同)間を2016年春までに再開させ、順次、運転区間を広げる予定だそうです。

しかし、放射線量が高く、ほとんどが帰還困難区域の富岡(富岡町)―浪江(浪江町)間は「除染や安全確保が完了した後」とされ、具体的な復旧時期は未定です。

双葉、大熊両町には、第一原発から5キロも離れていない駅もあるので、開通の見通しが立たないのが真実でしょう。

昨夜のNHKの番組で、原発事故があった福島第1原発周辺の画像を放映していましたが、その光景は恐ろしいものですね。

まるで廃墟。

4年経っても原発事故は終息していません。

汚染水が漏れて海へ流れ込む、汚染水収容タンクが原発敷地内を占領していて、このままでは何れ満杯となるのですが、その有効な対応策もない状況です。

これで本当に東京オリンピックが開催できるのか、疑問は尽きませんね。






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