落語家で初めて文化勲章を受章し、上方文化の象徴的存在だった人間国宝の桂米朝さんが19日午後7時41分、肺炎のため89歳で死去しました。
持ち前の品格に満ちた高座の中に、深く広い笑いの世界を表現した噺家でしたね。
上方落語界を、三代目桂春団治、六代目笑福亭松鶴、五代目桂文枝と共に立て直し、「四天王」と呼ばれた逸材でした。
昭和40年代からは各地の大ホールで独演会を重ね、継承すら危ぶまれた上方落語を全国区へと発展させた上方落語の救世主です。
直弟子に枝雀、ざこば、吉朝らがいて、総勢約70人の大所帯の一門を率いていました。
1995年度の朝日賞を受賞し、1996年に落語家では五代目柳家小さんに続き2人目の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定され、2002年に文化功労者、2009年には文化勲章を受けています。
正に、押しも押されもせぬ落語会の神様です。
私は、以前、関東落語は好きでよく聴いていたのですが、上方落語はどうも馴染めませんでしたが、米朝、枝雀の二人は違いましたね。
この二人の落語は、関東落語ファンの間でも人気があり、根強い人気を博していました。
枝雀が若くして亡くなり、米朝もこの世を去りました。
寂しくなりますね。
米朝さんのご冥福をお祈りします。
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昭和40年代からは各地の大ホールで独演会を重ね、継承すら危ぶまれた上方落語を全国区へと発展させた上方落語の救世主です。
直弟子に枝雀、ざこば、吉朝らがいて、総勢約70人の大所帯の一門を率いていました。
1995年度の朝日賞を受賞し、1996年に落語家では五代目柳家小さんに続き2人目の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定され、2002年に文化功労者、2009年には文化勲章を受けています。
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私は、以前、関東落語は好きでよく聴いていたのですが、上方落語はどうも馴染めませんでしたが、米朝、枝雀の二人は違いましたね。
この二人の落語は、関東落語ファンの間でも人気があり、根強い人気を博していました。
枝雀が若くして亡くなり、米朝もこの世を去りました。
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