熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

誰のための新国立競技場?

2015-07-19 23:01:04 | Weblog
政府が「計画白紙」を表明した新国立競技場に対し、「アスリートファースト(選手本位)の視点を取り戻して」という声が上がっています。

その根底には、デザインや多機能性がより重視され、スポーツ界が置き去りにされてきたとの不満があるようです。

旧国立競技場は、1964年東京五輪を始め、陸上やサッカー、ラグビーと数々のドラマを生んできた。再びスポーツの<聖地>はよみがえるのでしょうか。

五輪ソフトボール金メダルの上野由岐子選手(32)は17日、政府の方針転換を受け、「アスリートだけじゃないが、国立を使う人たちが気持ち良く使えるように進んでほしい」と語っていました。

総工費2520億円に膨らんだ計画に反対の声を上げていた陸上世界選手権400メートル障害銅メダルの為末大さんも、自身のブログで、「サブトラックがない。陸上の世界大会を開くことができない」と指摘していましたが、サブトラックがない競技場なんて、驚きよりも呆れるばかりですね。

陸上の主要国際大会を開くには、ウォーミングアップのためのサブトラックが必要です。

2020年の東京五輪・パラリンピックは、近接する明治神宮外苑の軟式野球場に仮設でサブトラックを作る計画らしいのですが、五輪後には撤去されるようです。

常設サブトラックがなければ、「第3種公認競技場」の認定しか得られないので、世界陸上はおろか、「第1種公認」が必要な日本選手権も開催できないことになります。

何のための新国立競技場なのでしょうか。

まさかとは思いますが、サブトラックの必要がないラグビーのためなのでしょうか。

今回のドタバタ劇で、ラグビーの評判はがた落ちです。

新国立競技場に反対の意思表示をしたラグビー関係者は、OBの平尾さんぐらいでしょうか。

なぜラグビー協会が、「ラグビーW杯は、新国立競技場で開催することは考えていない」と一言言えなかったのでしょうか。

森さんに遠慮したのかな〜。

このままでは、ラグビーW杯を日本で開催することに国民の支持が得られなくなる虞があります。

ラグビー関係者の真摯な対応を臨みます。






ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下のURLから投票して下さい。


特許・知的財産 ブログランキングへ

 
弁理士 ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大学の声

2015-07-19 00:06:53 | Weblog
強行採決により、衆議院を通過した悪名高き安全保障関連法案について、憲法学者から「法案は違憲」との指摘を受けながら成立へ突き進む安倍政権に対し、一風変わったメッセージで待ったをかけようとする動きが出ています。

インターネットや口コミを通じ、賛同者がじわり広がっているそうです。

安保法案の採決が衆院特別委員会で強行された15日の前夜、京都大吉田キャンパス(京都市)の教室で、詩のような声明書が読み上げられました。

〈戦争は、防衛を名目に始まる。戦争は、兵器産業に富をもたらす。戦争は、すぐに制御が効かなくなる。〉


〈戦争は、始めるよりも終えるほうが難しい。戦争は、兵士だけでなく、老人や子どもにも災いをもたらす。戦争は、人々の四肢だけでなく、心の中にも深い傷を負わせる。〉

〈精神は、操作の対象物ではない。生命は、誰かの持ち駒ではない。海は、基地に押しつぶされてはならない。空は、戦闘機の爆音に消されてはならない。〉

〈血を流すことを貢献と考える普通の国よりは、知を生み出すことを誇る特殊な国に生きたい。〉

〈学問は、戦争の武器ではない。学問は、商売の道具ではない。学問は、権力の下僕ではない。生きる場所と考える自由を守り、創るために、私たちはまず、思い上がった権力にくさびを打ちこまなくてはならない。〉


大学からの反対声明を安倍政権は、真摯に耳を傾けるのか。







ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下のURLから投票して下さい。


特許・知的財産 ブログランキングへ

 
弁理士 ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする