熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

世界的なインフレに苦しめられる与党

2025-01-07 17:11:38 | 政治
カナダのトルドー首相が6日、辞意を表明しました。

物価高や住宅価格の高騰を受けて支持率が低迷し、次期総選挙では勝ち目が薄いと判断したことが理由だそうです。

2024年の各国の選挙では物価高を背景に与党が軒並み苦戦しました。

ドイツ、オーストラリアなどで予定される2025年の選挙でも与党への「懲罰投票」が続く可能性が色濃くなってきました。

日本でも自民党と公明党の与党が衆議院選挙で過半数割れをしました。

この原因は自民党の裏金問題と言われていますが、その背景に物価高による生活苦があるのではないでしょうか。

裏金問題とは関係のない公明党が議席を落としたのが物価高への対応でしょうね。

103万円の壁も物価高による生活苦への対応策の一つです。

日本の物価高対策は極めて難しい。

コロナの反動で需要が大きく増大したのですが、石油・原材料高と労働者不足による人件費の上昇で有効な対策が実施できない。

円安を是正しようにも金利を上げると国債の利払いの増加やローン金利の上昇による国民の負担増があるので、日銀に打つ手がない状態です。

ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルのガザ侵攻で国際的な取引が限定されている、各国が増々孤立主義にとらわれていることなどで、有効な対策を打てない状況が長く続きそうですね。

ここ3年で消費者物価が10%上昇していて、落ち着く気配がない。

政府が借金を増やして国民にお金をバラまいても長く続けられることはできない。

新しい産業を育成しなければいけないのですが、企業経営者や政治家、官僚に覚悟がない。

今年も我慢落としになりそうです。

我慢の先に希望があればいいのですが・・・・・

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