熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

社内おもてなし

2016-09-29 20:04:16 | Weblog
NHKの特集で、長時間労働の改善事例として「社内おもてなしの廃止」を取り上げていました。

大手企業のお話です。

この企業のスタッフ部門で働く人の業務分析を行ったところ、会議、メール、資料作成、

この3つで働く時間の半分以上を占めていたそうです。

なぜ時間がかかるのか。

その原因が「社内おもてなし」の存在でした。

「社内おもてなし」とは、社内向けに必要以上に労力を割くことを言います。

例えば、会議の参加メンバーに直接関係のない人まで入れる、必要以上に体裁を整える社内用

の資料、失礼のないように、気をつかいすぎるメールです。

「社内おもてなし」をなくすために、まず、会議の参加人数を絞り込みました。

この日の会議には、6人が参加。

これまで、情報共有のためとして、直接的な関わりの薄い人が参加することもありましたが、

今回は責任者だけの必要最低限の人数です。

次に、社内向けの資料づくりも見直しました。

以前は発言内容を詳細に記録することもあった議事録ですが、これを議論のポイントだけを会

議中にまとめて簡略化し、作成にかかっていた時間を大幅に削減しました。

最後に、社内に向けたメールの書き方も改めることにしました。

所属部署や役職まで丁寧に書かれた宛名。

失礼のないように、調べる時間がかかってしまう、こうした慣習もやめることにして、すべて

「〇〇さん」で表記したそうです。

「社内おもてなし」の弊害は、私も実感していましたね。

何で、こんなに会議の参加者が多いのか、あの人は関係ないのに、やたらと文句をつけている

等々、無駄な時間を費やしていましたね。

まあ、大手企業ならではの問題ですが。

中小企業ならば、こんな無駄なことは社長の一言で取りやめになるのでしょうが。







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