川端康成や三島由紀夫、池波正太郎ら名だたる文豪が愛し、定宿としてきた東京都千代田区の「山の上ホテル」が、12日の営業を最後に休業します。
建物の老朽化が理由で再開時期は未定だそうです。
1954年にホテルとして創業し、出版社が多い神田神保町に近いこともあり、作家に執筆に集中してもらう「缶詰め」の現場として度々使われていました。
アールデコ様式の建物が特徴的で、クラシックな雰囲気と静かな環境を気に入った作家が、「ねがはくは、ここが有名になりすぎたり、はやりすぎたりしませんやうに」という言葉を手紙にしたため、ホテルに贈ったそうです。
山の上ホテルは、私にとっても思い出の多いホテルです。
半世紀近く前になりますが、山の上ホテルで結婚式をあげました。
一日一組の結婚式で、落ち着いていて思い出深い結婚式になりましたね。
いつか再開されることを祈っています。
その時は思い出にしたりながら泊まりたいですね。