熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

東アジアの平和にとって大きな一歩となるか

2018-09-19 18:59:12 | Weblog
韓国の文在寅大統領と金正恩朝鮮労働党委員長は19日、平壌の百花園迎賓館で2日目の会談を行い、合意文書「平壌共同宣言」に署名しました。

共同宣言は「朝鮮半島での戦争の危険除去や敵対関係解消」をうたい、北朝鮮が北西部・東倉里のミサイル施設を廃棄することを明記、米国の対応次第では、寧辺の核施設も廃棄する用意を表明しています。

正恩氏が近く、ソウルを訪問することも盛り込まれているので、驚きですね。

また、韓国の宋永武国防相と北朝鮮の努光鉄人民武力相は、宣言の付属文書となる軍事分野の合意書に署名しました。

正恩氏は共同記者会見で「朝鮮半島を核兵器、核脅威のない平和の地にするため積極的に努力することを確約した」と明言し、文氏は正恩氏のソウル訪問について「特別な事情がなければ、年内という意味だ」と語りました。

北朝鮮最高指導者のソウル訪問が実現すれば分断後初めてで、南北関係や北東アジア情勢の重大な転機となることは間違いありません。

韓国大統領府の尹永燦国民疎通首席秘書官は、宣言署名で「実質的に(朝鮮戦争の)終戦を宣言した」と強調していました。

北朝鮮が核施設の廃棄の用意を表明した点には「核の無能力化の実践的段階に入った」という見方を示しています。

今回の北朝鮮と韓国のトップ会談の意義は大きいですね。

これでボールはトランプ大統領に投げられました。

トランプ大統領と金正恩委員長との2回目の会談で、両者が合意すれば朝鮮戦争の終戦宣言も出される可能性があります。

そうすると、韓国からの米軍撤退(これはトランプ大統領が望んでいましたね)も視野に入ってきます。

朝鮮戦争が終戦を迎えて米軍が韓国から撤退すれば、日本に米軍が駐留する意味がなくなりますね。

北朝鮮の脅威が少なくなると、米軍駐留の理由としては中国の脅威ということになるのでしょうが、これは外交で解決すればいいことです。

さて、米国の意向を傘にかけていた政治家、官僚、評論家は、どのような反応を示すのか。

興味深いですね。

そうそう拉致問題を自分が解決すると大見得を切っていた安倍首相はどうするのか。

金正恩委員長が年内にソウルを訪問するということならば、拉致問題の解決は年内の進展はないでしょうね。

何の動きも見せない(動きようがない)日本政府は無能のレッテルを貼られそう。

米国追従のつけが回ってきたようです。






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