熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

沖縄に対する誤解を解く

2016-08-19 22:27:17 | Weblog
沖縄県内の大学教授らが冊子「それってどうなの? 沖縄の基地の話。」を作成したそうです。

「沖縄の経済は基地に依存している」などの本土の見方に対する意見を述べる内容で、ネットなどを通じて県内外で反応が広がり、当初の5000部から4万部まで増刷されています。

米軍普天間飛行場の名護市辺野古への県内移設問題を巡り政府が沖縄県知事を提訴した訴訟が進む中、執筆陣は基地問題について本土でも議論を深めるきっかけになればと期待しているとのことです。

冊子は3月、沖縄国際大の佐藤学教授や琉球大の島袋純教授らが作成しました。

基地問題を巡ってネットなどで流布されている「何もないところに普天間飛行場が建設され、住民が後から周りに住み始めた」「辺野古の米軍キャンプ・シュワブは住民が誘致した」などの56の話題を列挙してあり、明らかな誤解に対しては、歴史的な経緯などを踏まえて、「普天間飛行場は、米軍がそこにあった集落、学校などを敷きならしてつくった」などと執筆陣の「反証」を掲載しています。

列挙した話題の中では、個々の考え方で意見が分かれるテーマも取り上げている点がいいですね。

例えば「安全保障環境が厳しくなっている。沖縄の米軍基地は必要だ」とする見解を紹介。
それに対して、「仮想敵との軍事対立に備えることが安全保障と考えられているが、それは国防。安保の確立には、敵対国であっても関係改善を図っていくことが大事です。国防と安保は決してイコールではありません」との執筆側の意見が添えられています。

冊子は県内外の平和運動の市民グループなどに読まれており、「沖縄の基地問題を議論するきっかけになる」「ネットを情報源にしている若い人たちに見てほしい」などの反応が寄せられています。

私もさっそっくサイトにアクセスして読んでみました。

私は毎年2月に那覇市内に10日間程滞在している沖縄大好き人間で、沖縄基地問題にも関心がありますが、この冊子を読んで目から鱗の部分もかなりありましたね。

この冊子を多くの人が読んで、沖縄に対する正しい認識を深め、基地問題を沖縄だけのことと考えずに、本土の問題でもあると考える人が増えてくるといいですね。

私の認識では、沖縄基地問題は、沖縄県民の人権を蹂躙するもので、ある種の人種差別といってもいいでしょう。

沖縄県民の中には、私達本土の人間を「日本人」と呼ぶ人もいます。
これは、本土の日本人と沖縄県民という日本人と差別された人種という悲しい意味が含まれています。
沖縄を訪れたときに、このような悲しい思いをしないで過ごせるように、私も微力ながら活動していきます。







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