「ねぇ、久しぶりに動物園に行こうよー。ねぇ」と、最近ミモロは、さかんにねだります。
ハイ、わかりました…暑いけど行ってみましょう。
というわけで、夏のある日、ミモロは、お気に入りの麦わら帽子をかぶって、暑い昼間に、京都の岡崎にある「京都市動物園」に出かけました。
入口の表示を見て、ちょっとドキッと・・・。
表示には『ペットの動物の入園はできません』と。心配しなくてもミモロは大丈夫。
自動販売機で入園チケットを買って、動物園に入ります。
「あのー今日、ゴリラの赤ちゃんに会えますか?」と入口の係りの人に尋ねると…
「ハイ、11時から12時まで会えますよ。『類人猿舎』に行ってくださいね」と。
ゴリラの赤ちゃんは、昨年12月に誕生。父親は、上野動物園生まれのモモタロウ(11歳)、そして母親は、ここ京都市動物園生まれのゲンキ(25歳)という年の差カップルです。一般公募により名付けられた、その子「ゲンタロウ」は、なんと日本の動物園生まれのゴリラの両親から生まれた、初めての子供です。日本生まれのゴリラは、他にもいますが、両親ともに、日本生まれというは、この子だけ。
まだ赤ちゃんなので、会えるのは、1日1時間だけ(11:00~12:00)。動物園に行くなら、絶対、その時間がおすすめです。
ミモロは、ウキウキしながら、一目散に動物園の中ほどにあるゴリラ、オラウータン、チンパンジーがいる『類人猿舎』へと向かいます。
「ここだぁー」ミモロは、ゴリラが見たくて、外から中を一所懸命見まわします。
「あれーいないー。どこにいるのー」
その中には、赤ちゃんゴリラのパパとママがいるはず…。
いろいろな場所から中を覗きますが、きっと暑くて、どこかの影に入っているのか、姿を見ることができません。「おかしいなぁ?」いくら目を凝らしても見つけることができませんでした。
さぁ、そろそろ赤ちゃんゴリラが登場する時間…建物の中に入りましょう。
赤ちゃんゴリラは、ガラス越しに会えます。中にはすでに、見学者が、ゲンタロウの登場をカメラを用意して、今か今かと待ちわびています。
11時になったとき、飼育員さんに抱っこされたゲンタロウが、やってきました。
白いオシメをした赤ちゃんゴリラの登場に、周囲から「かわいいー」との声が一斉に上り、カメラのシャッターも一斉に…。(ここでは、フラッシュは禁止。なので写真がちょっと見にくくなっています。あしからず…)
「わー小さいー。まるで人間の赤ちゃんみたい…」
ミモロは、ガラスの前に立って、ゲンタロウを見つめます。
ゲンタロウは、飼育員さんのそばで、遊び始めました。
「もっと近くに来てくれないかなぁー」と、ゲンタロウを遠くから見つめて、ちょっとさびしそうなミモロです。
しばらくして、少しずつ、遊ぶ範囲が広くなって来た頃…ゲンタロウは、ミモロの姿に気づいたよう…
そして・・・・信じられないことが起こりました!
この続きは、また明日…
*「京都市動物園」の詳しい情報は、ホームページで。
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