「一度、行って見たかったのー」と、ミモロが訪れたのは、京都の北区にある「高麗美術館」です。

入口には、大きな石造が、訪れる人を向かえます。

「高麗美術館」は、故チョン ジュムン氏から、寄贈された高麗・朝鮮時代などの美術工芸品および展示施設により、1988年に開館しました。

館内には、青磁、白磁、金銅・青銅製品や螺鈿など約1700点の見事な美術工芸品が所蔵され、企画展などで展示されます。

京都にもゆかりの深い古代の朝鮮文化を紹介するためにできた美術館。こじんまりとした規模ながら、館内は、とても落ち着いた雰囲気で、のんびりと美しい品々を見ることができます。

京都には、広隆寺、八坂神社、上賀茂神社、下鴨神社、松尾大社など、秦氏、賀茂氏など朝鮮からの渡来系氏族とその信仰に関係する寺社仏閣、史跡が数多くあり、それを見て歩くのも、京都の旅のテーマになります。
「わーすてきな長持ち…」

「キャ!ちょっと怖いお顔だけど、よく見るとカワイイ…」

館内に展示されている品々を、ひっつひとつ丁寧に見て行くミモロです。
2階には、韓国のお家の一室が…

「あ、テレビドラマで、見たことある…」
またテラスには、大きな壺がゴロゴロと。

「これ、前に韓国に行ったときに、見たよ…キムチつくったり、お醤油作る壺でしょ?」
ミモロが、トコトコと館内を見て回っていると、「今、高麗青磁の特別展をやってるんですが、見ましたか?」と、研究員の李須恵さん。

「はい、ミモロ、青磁大好きなんです。なんとも言えない上品で奥行がある色ですよねー」
と、ミモロは、ちょっと鼻をピクピクさせて答えます。

「また、9月8日からは、ミモロちゃんの好きそうなきれいな装身具の特別展もありますから、ぜひ来てくださいね」と。「えー装身具…なんか華やかそう…絶対また来まーす」とミモロ。
「今晩は、キムチが食べたくなっちゃったー」ミモロのお腹が、突然グーと鳴りました。
*「高麗美術館」京都市北区紫竹上岸町15 電話075-491-1192 開館時間:10:00~17:00(入館は~16:30) 休館日:月曜 展示替期間、年末年始 入館料:500円(特別展は800円)
9月2日まで、「高麗青磁の精華 -心にしみ入る「翡色」の輝きー」というコレクション名品展を開催。気品ある高麗青磁、楚々とした趣お白磁などの名品が展示されています。また9月8日~11月11日は「朝鮮王朝の意匠と装身具」という特別展が、予定されています。
詳しい情報は、ホームページで

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