京都の夏の暑さは、ジワーっという感じ。「東京の暑さともちょっと違うよね」とミモロ。外出するといつも汗ダラダラになってしまいます。でも、なぜかいつもスッキリと涼しげな様子なのが、祇園などの芸妓さんや舞妓さん。
「どうして、汗もかかず、スッキリとしたお顔でいられるの?」と不思議でたまらぬミモロです。
そんなある日、ミモロは、祇園の「牡丹」というバーに出かけました。
情緒ある町家の構えのお店は、ちょっと敷居が高そう。
「すごくいい感じのバーで、初めての人でも気軽にはいれるのよ」と、女友達から教えてもらったので、思い切って中へ。
「おいでやすー」と、やさしい声で迎えてくれたのは、このお店をやっている多満葉さん。
「わーキレイな人…」と、ミモロは思わず見とれてしまいます。
多満葉さんは、実は、現役の芸妓さん。お座敷にも出ているそう。だから20時からオープンするお店に、多満葉さんが現れるのは、大抵21時過ぎだそう。
大きなカウンターのお店で、外観は古い町家なのに中は、とてもモダンなインテリア。カウンターに座ったミモロは、水割りを頂きます。
今年の秋で4年目を迎えるお店で、店内のインテリアは、多満葉さんご自身が大工さんと相談して決めたとか。
お店には、祇園甲部の芸妓さんや舞妓さんの名前を書いた団扇がたくさん。
現在、祇園甲部には、約100人ほどの芸妓さんと舞妓さんがいるそう。
多満葉さんは、1年間しこみさんという修業見習いの後に、舞妓さんを数年経てから、自前の芸妓さんになりました。
涼しげな夏の着物姿の多満葉さんのお肌はスベスベで、本当にキレイ。
「あのー何か特別なお手入れしてるんですか?」と、美容に関心のあるミモロは真剣に尋ねます。「いやーなんもしてません。夜遅くなるしーお化粧したまま、寝ちゃうこともありますよー」と、うーきっと何か特別なもの食べてるのかな?と、ミモロは、ジロジロ見つめます。
「もう一杯いかがですか?」とマスターが声を。
ここは、ワインも種類豊富。
「あ、お庭もあるー」
奥には、りっぱなカラオケルームも。
ここは、お茶屋さんでもあるので、2階には、お座敷があります。特別見せて頂くことに。
「正座が苦手な方もいらっしゃるので、椅子席も用意しました」と。
1階とは異なり、町家らしい趣のお座敷です。
再び1階に戻ったミモロに、「これカワイイですやろー。こういう小さなもの好きなんです。ミロちゃんもかわいらしいどすなぁー」
小さな流しそうめんの模型。ミモロもかわいいと言われて、まんざらでもない様子。
多満葉さんの名前を書いた千じゃ札と団扇をプレゼントされて感激のミモロ。
「東京のお友達連れて来たら、大感激しちゃうねー」
女性客も急増中とか。京都の夜の締めくくりに祇園で一杯・・・なんてちょっとおしゃれです。
*旅のポイント
祇園などで、芸妓さんをお座敷によび、踊りなどを披露していただくと、一人最低数万円は必要。三味線のおねえさんも呼ぶと、10万円は用意しましょう。でも、ここなら、本物の芸妓さんが、すぐそばに。よく妹分の舞妓さんなども訪れるそう。
京都の夜の粋な過ごし方・・・かも…
*「祇園 牡丹」京都市東山区四条花見小路南側2筋目東入ル3軒目 電話075-561-2188
営業時間:20:00~01:00 日曜、祝日休み チャージ料:男性7000円、女性5000円、ビール1000円~など、事前に電話をおすすめ
*訂正ーこのお店は、平成12年12月に、閉店しました。ステキなお店がなくなって、残念です。font>
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