牛若丸が、修業したことで有名な鞍馬寺。ここは、京都、いいえ、全国のパワースポットの中でも、指折りの強力パワースポットと言われています。

標高569メートルの鞍馬山は、約2億6000万年前、海底火山の隆起によって生まれた山。大自然の宝庫であり、山全体を『鞍馬山自然科学博物苑』として、動植物の採集を禁じています。深い杉木立にすっぽりと包まれた山は、昼でもうす暗く、精霊がおわす山という感じ。
山腹にある本殿金堂は、標高410メートルの場所に。
階段を上って、辿り着いた場所からは、周囲の山々の姿が、眼下に広がります。
「うわーいい景色…ここまで頑張って階段上ってよかったー」と、思うミモロです。

さて、本殿金堂には、尊天が御本尊として祀られています。

尊天とは、いただいたパンフレットによると…
『宇宙生命エネルギー』で、愛、光、力を集約したものだそう。愛は、月輪の精霊=千手観世音菩薩、光は、太陽の精霊=毘沙門天王、そして力は、大地の霊王=護法魔王尊のお姿で表し、この3身を一体として「尊天」と称する…と。
尊天のおひとり「護法魔王尊」は、650万年前、金星から地球に降り立ち、そのお姿は、背中に羽を持ち、長いおひげをたくわえた仙人のようで、高い鼻も特徴的。鞍馬におわす天狗さまは、きっとこの「護法魔王尊」ではないかと言われています。
鞍馬寺では寺紋がいたるところに…。

「これ天狗さん持つ空飛ぶう団扇じゃないの?」とミモロ。実は、これは、菊の花を横から見た形だとか。天狗の団扇の方が、なにかしっくりしますけれど…。
ミモロもさっそくお参りを。まずは、お水で、穢れをはらい、

さらに、お線香の煙で身を清めます。

つづいて、本殿の中へ。

しばらく熱心にお参りを。そして再び外に出たミモロ。
「あ、虎がいるー」

本殿の前には、毘沙門天王と縁の深い虎が鎮座しています。

狛犬ならぬ狛虎です。
「先日行った和菓子の『虎屋』さんの名前に由来といわれる毘沙門さまの虎だねー」とミモロ。社務所では、虎の土鈴など、虎をモチーフにしてお守りなども受けることができます。
さて、山全体、そして寺全体がパワースポットと言われる鞍馬寺で、最もパワーが強いと言われ評判になっているのが、本殿正面の石畳にある『六芒星』です
ここに、次々に参拝客が立ち、思い思いの姿勢でパワーをチャージしています。

ミモロも、中央に立って、深呼吸。

「うーなんかしびれる感じがするー。すごく強力なパワーが出てるかもー」と、体全体にパワーチャージしています。
また神様が降りられる岩も、そばに。ここもパワーを感じる場所。

年間を通じ、さまざまな古式の行事が行われる鞍馬寺。
9月15日は、源義経の御霊をなぐさめ、偉業をたたえる「義経祭」が行われます。

パワースポット好きには、見逃せない場所。ぜひ、清らかなパワーを全身で浴びてください。
*「鞍馬寺」叡山電車鞍馬下車 徒歩5分。9:00~16:30 参拝料:200円

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