夏の京都の風物詩のひとつ、「五条坂の陶器まつり」が、8月の7日から10日まで、五条通の東側で開催されました。
昨年は、開催早々に行ったミモロですが、今年は、あまりの暑さに、とうとう最終日の夕方になって、やっと訪れました。
五条坂に到着したのは、18時過ぎ。「毎年、すごい人出で、道を歩くのが大変だよねー」と、思っていたのですが、どうしたわけか、今年は、昨年より、人出は少な目。最終日なのに、余裕で歩けるほど…。でも、かえってよく作品が見られて、ミモロにとっては好都合。
そもそも、この「五条坂の陶器まつり」は、大正9年に、五条坂周辺の「六道珍皇寺」や「大谷本廟」へ、お盆の時期にご先祖様をお迎えに行ったり、お墓まいりをする、大勢の人出を狙いこの周辺に店を構える陶器店が、登り窯で出た品を格安で売り出したのが、始まりとか。
現在は、約400店の出店が、五条坂の両側にテントを連ね、掘り出し物を求める人たちで、毎年賑わう国内最大規模の陶器まつりのひとつです。
開催期間中は、朝9時から夜11時ごろまで、出店が見てまわれ、夏の夜の楽しみに。
五条坂は、清水焼の発祥の地で、道の両脇には、陶器店が軒を連ねています。
陶器まつりでは、五条坂の北側は、清水焼の店が多く、また南側は、京都だけでなく、全国から作品を出品する作家さんたちが、大勢テントを連ねています。
今年、ミモロが、いいなぁと思ったのは、
白い粉引の器です。
これは、信楽の若手陶芸家、古谷浩一さんの作品。父であり、師匠でもある古谷信男さんは、信楽の粉引の第一人者。おふたりの作品は、「古谷製陶所」で作られています。
温かみのある白の器は、いずれも料理を盛ったら、映える器。モダンなフォルムが、和食だけでなく、イタリアンなどの洋食にも、ぴったり。
蓋つきの器など、使いやすさを考えたものなども注目です。
「どんな料理にもぴったり!飽きずに、ずっと使いたくなる器だねー」とミモロ。
ガラスや木工などの器と、組み合わせてテーブルコーディネートしても、ステキそう。
土の温かさ、そして粉引の白の柔らかさが、使う人の心に、そっと寄り添うような器です。
*「古谷製陶所」滋賀県甲賀市信楽町神山2397 電話0748-82-1041 作品に関するお問い合わせも可能です。
さて、次はどのテントを覗きましょうか…。
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