ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

伊勢神宮の式年遷宮がよくわかる「せんぐう館」。観光客で賑わう参道の「おはらい町」へ

2013-05-19 | 博物館・美術館

20年に1度の記念すべき式年遷宮を迎える「伊勢神宮」。ミモロは、「行ってみたかったのー」と張り切って出掛けました。

古代の森に包まれた神宮。そこは、いつ訪れても、心がおのずと癒される不思議な力があるようです。


まずは、参拝の作法通りに、「外宮」の豊受大神宮の正宮(しょうぐう)へ参拝します。

伊勢の神宮では、なんと年間1500以上もの神事が行われているそう。その願いは、国の繁栄とそこに暮らす民の平穏なる暮らしにあります。ですから、ここに参拝するときは、「お金持ちになりたい…」「素敵な人と結ばれたい…」などという個人的なお願いごとは、しない方がいいそうで、清らかな心で、今、あることへの感謝をささげましょう。

「そう…なんかここにいると、自分が自然や長い歴史のなかで生かされてるんだって感じるよねー」と、いつもは、美味しいものがたくさん食べられますようになどとお願いするミモロも、どこか神妙な面持ちです。


伊勢神宮には、人(ネコ)の心をよりピュアにするパワーがあふれているようです。

さて、式年遷宮に当たり、その様子がよくわかる記念館が「外宮」の一角、まがたま池の畔にあります。


ミモロも、さっそくその「せんぐう館」に行くことに。

この中に展示されているのは、伊勢神宮に関する基本的な知識をはじめ、特に「式年遷宮」に係わる歴史を越え、受け継がれた卓越した技術、そして神事の様子などが、よく理解できるように模型や大型スクリーンでの映像で紹介されています。

ミモロが、感動したのあ、外宮正殿を原寸大で再現したもの。全体の4分の1を忠実に再現しており、普段近づけない建物を間近で見ることができます。
「すごく太い柱だねー。屋根の葺き方も素晴らしい…なんて美しい建物なんだろ!」と。

館内は、撮影禁止なので、詳しくは、「せんぐう館」のホームページで。
開館時間9:00~16:30(入館は16:00までに) 毎月第4火曜休館 入館料300円


「すごくたくさんの人が係わっているんだねー。まさに日本の技術の粋…宝物だよねー」と、見学し終わったミモロは、いっそう伊勢神宮への尊敬の念を深めたようです。

「せんぐう館」は、まがたま池に面しています。その休憩所で、しばし古代の森を眺めます。

池を渡る風も爽やかで、目の前の森は、風に枝を揺らしています。

「絶対、あの森には、神様がいらっしゃるよねー」と。いつまでもその景色に見惚れているミモロです。


池にはアヤメの花が…その中で、大きな鳥が遊んでいます。

「ここに暮らせる鳥や魚は幸せだねー」と。野生の動物以外、暮らすことが許されない森です。

ちなみに「せんぐう館」は、絶対見るべき!とミモロ。300円の入館料の価値は十分です。

さて、お詣りと見学を済ませたミモロは、「外宮」の前の「伊勢市観光案内」へ。これから過ごすこの地域の情報を入手するために出掛けました。

「どこか美味しいお店は、ないかな?やっぱり伊勢や鳥羽は、アワビや伊勢えびなどの魚介類と、近くの松坂牛だよねー」と。この地域の飲食店やおみやげ物店の資料をもらい、検討…その姿は、真剣そのものです。

「外宮」の前から、最寄駅の「伊勢市駅」方向へ続く、外宮参道には、古い情緒を漂わす店が軒を連ねています。


さぁ、そろそろ「内宮」へお詣りしましょう…。
ミモロは、お友達の車に乗って、「内宮」へと向かいます。

「わー鳥居が見えてきたー」と嬉しそうなミモロ。

*「外宮」と「内宮」の間は、バスが運行され、電車での参拝者には、バスが便利です。

「内宮」のそばの駐車場に車を入れると「わー人がいっぱいるよー」とミモロは、人で賑わう通りへ。

ここは、「内宮」へと続く「おはらい町」。江戸時代から盛んになったお伊勢参りに訪れる人たちで、古くから賑わう参道です。

「昔の町みたい…」古い町並みがいっそう旅情を誘います。


「あれーお正月が過ぎたのに注連縄飾りがあるよー」とミモロ。どこの家にも軒に、お正月の注連縄が…。これは、伊勢地方の風習で、注連縄飾りは、1年を通して飾られます。「蘇民将来子孫家」と書かれた札は、この家は、蘇民の子孫が暮らす家なので、災いをもたらさないでください・・・という印です。

大昔、疫病などの禍がこの地方を襲った時、この地域の住民(蘇民)が、ボロボロの姿で訪れた旅人を助けたそう。実はその旅人は、神様で、住民のやさしい心に感激して、以降、その子孫に禍が訪れないように、他と区別するために掛れたのがこの札とか…。
「いろんなお店があって、歩くだけでも楽しいねー」

ミモロ、お買い物は後にして、さぁ、「内宮」に参拝しましょ…。

「そうだった、参拝が目的だったー」と、ミモロは、五十鈴川に掛る宇治橋鳥居へと向かいました。




人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする