ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都万華鏡ミュージアム。鏡に映る変幻自在の光と色彩。さまざまな万華鏡が体験できる場所。

2013-05-30 | 博物館・美術館
この日、ミモロが訪れたのは、京都の町中にある「京都万華鏡ミュージアム」。「京都文化博物館」に隣接し、姉小路通側に入口があります。

「万華鏡って、前に見たことある。すごくキレイで不思議な世界が展開されるんだよねー」と、楽しみにお出かけです。

この「京都万華鏡ミュージアム」は、平成16年に、NPO法人「京都万華鏡こう房」により開館され、ボランティアスタッフにより運営されています。

館内の展示室には、世界各地から収集された所蔵品の中から、季節ごとに、常時50点以上が展示され、実際に、手にとって、自由に見ることができるんです。


ミモロもさっそく、展示されている万華鏡を、ひとつひとつ見て行くことに…。

*館内は、撮影禁止ですが、今回、撮影許可をいただきました。



そもそも万華鏡は、1816年、スコットランドの物理学者デーヴィッド・ブリュースターが、光の反射と鏡の屈折の研究を進める中で、発明したもの。翌年には、万華鏡の特許を取得。瞬く間に、世界中に広まって行き、なんと1817年ごろの江戸時代には、日本に伝わっていたと言われます。

万華鏡は、鏡を内側に向か合わせることで生まれる無限の空間を利用したもの。そこにカラフルなガラスの破片などを入れ、光を入れることで、さまざまなも不思議な模様を楽しむことができます。

基本的な作りは、3枚の鏡を組み合わせたもの。近年は、より複雑に鏡を組み合わせた立体的なものなど、その世界は、いっそう広がっています。

さらに、模様を作る色の素材も多様化。よりゆったりとスムーズな展開もできるオイルを使ったもの。ステンドグラスを回転させたり、ただ手で筒を回すだけではありません。館内には、国内外の万華鏡作家の作品が多数置かれ、さまざまな模様をみることができます。


「このミュージアムでは、実際に手にとって、万華鏡の世界を楽しんでいただけるんですよ。万華鏡で見る世界は、同じものはないと言われる、まさに一期一会。どんな模様が現れるか、ワクワクしますね。ミモロちゃん、ゆっくり万華鏡の世界を楽しんでいってくださいね」と代表理事の伊藤知子さん。


さて、館内に並ぶさまざま万華鏡。ミモロは、次々にその不思議な世界を体験してゆきます。
「わーキレイ…」

「これはどんな模様が見られるかな?」

「京都万華鏡ミュージム」ならでは、京都の風物を取り入れた作品も、訪れる人の興味を誘います。
ミモロ、舞妓さんにしがみ付いちゃダメじゃない…。

「これも、万華鏡なんだってー」舞妓さんのかんざしの部分が万華鏡になっており、万華鏡作家の山見浩司さん制作の、世界大会で受賞した作品です。
金閣寺や渡月橋の万華鏡もあります。
大きなカメも中を覗くと、不思議な世界が。

「この大きな万華鏡、どうなってるんだろ?」とミモロが覗くと…。
反対側から見ると、ミモロがいっぱい。

「お手伝いしましょうね」と、スタッフの方に見せてもらうミモロ。「わーよく見えるー。ホント、不思議な世界だねぇ」

「では、ここで展示室の照明を消します。壁をみてください」との声。すると…

周囲の壁には、万華鏡の世界が映しだされました。
「わー幻想的…万華鏡の中にいるみたい…」次々に変化する模様の美しさに、見惚れるミモロです。
この投影式万華鏡は、1時間おきい約5分間、壁や天井、床に映し出されます。お見逃しなく…。

「あ、万華鏡の手づくり体験もできるんだってー」と。わかりました、やってみる?「うん」というと、展示室をハリキッテ出てゆくミモロです。

*「京都万華鏡ミュージアム」京都市中京区東洞院通姉小路東入ル 電話075-245-7902 入館時間10:00~17:30 月曜休館  入館料:300円 (カフェスペースなどへは無料で入れます) 交通/地下鉄烏丸御池駅徒歩約3分 詳しくはホームページで。


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コメント (3)
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