昨年の台風被害から、4か月間にわたり休業していた、嵐山の「星のや 京都」が、2月1日から営業を再開しました。それに先立ち、プレス発表会が行われ、ミモロも久しぶりに、スタッフの皆さんにお目にかかることができました。
台風により被害を受けた建物の修復やお庭の整備も整い、さらに今後の災害への備えも強化された「星のや 京都」。以前のように洗練されたしっとりとした雰囲気が漂います。
リニューアルされた客室のひとつを見学したり、舞妓さんのお点前によるお茶のおもてなしなどを受けたミモロは、次に、楽しみにしていた料理の試食へと向かいました。
「これが、楽しみなんだものねぇー」とミモロ。
試食の料理をいただく準備は万全です。
ダイニングでいただくお料理は、京都の地元の旬の食材をはじめ、全国から厳選された食材が登場。久保田料理長が腕を振るう、斬新な会席料理です。京都祇園の割烹の長男として幼いころから、日本料理を味わい、京都・大阪で修業後、フランスでもフレンチ料理の技術を習得。日本料理をベースに、フレンチやイタリアンの技も巧みに取り入れ、国内外の食通をうならせる会席料理です。
試食に登場したのは、向附の「変わり造里 小春仕立て」と椀物の「鬼虎魚(オニオコゼ)すっぽん仕立て」の2品。
青竹の器に、鯛、赤貝などさまざまな種類の魚介がいっぱいに。「わーきれい…春らしいねぇー。スプーンで混ぜて食べるんだってー」と、ミモロの口に、海苔や添えの春らしい蕨や木の芽の香りと味わいが、お造りの魚介類とともに広がります。「う~美味しい…」。椀物は、ふたを開けると、だしの香りが鼻をくすぐり、大根と白身魚の旨みが、ふわーっと口に…。「うーたまらない~」と、目を細めながら味わうミモロです。
「では、次に、今回のリニューアルなどに関し、総支配人酒井よりご説明させていただきます。ラウンジへどうぞー」と、広報の方。
「えーもっと食べたいなぁー」と、2品では、ちょっと物足りない様子。でも、あくまで試食ですから…。名残惜しげにダイニングをあとに…。
プロジェクターに映し出される宿の様子の映像などを見たり、酒井総支配人のお話を伺います。
そもそも「星のや 京都」は、水辺の私邸というコンセプトで、「現代を休む日」を過ごす和のリゾート。嵐山という京都でも屈指の景勝地にあり、目の前に渡月橋へと流れる大堰川が、周囲の山の景色を水面に映します。船でしか行けない宿は、まさに非日常の世界。
街中から離れた場所にある宿を訪れるゲストは、京都の観光目的というより、京都の自然やしっとりとした和の雰囲気を、ゆっくりと楽しむために、ここへ。連泊をするゲストも多く、観光はそこそこに、この宿にこもり、宿の施設やアクティビティーを楽しまれるそう。
リニューアルに際し、新たに24時間利用できる「salon and bar蔵」がオープン。テラス付の星のや船も登場し、いっそう水辺の魅力を楽しめるようになりました。
「従業員一同、さらに充実したおもてなしを目指しております」と。長い休業という苦しい時間は、スタッフの心をいっそう強く結びつけ、おもてなしへの熱意もさらに高まったと、酒井総支配人。
京都は、今、続々外資系の有名高級リゾートホテルの建設が続いています。
2月には、「リッツカールトン京都」が、鴨川二条にオープン。また「フォーシーズンホテル」「アマンリゾート」などの建設も始まっています。グローバル化が進む京都のホテル。おもてなしの質も、より国際化が求められます。
さて、次に、新たに完成した「salon & bar蔵」を見学します。
「ほんとに、お蔵みたい…」古い土蔵を改装し、昼はサロン、夜はバーとなるパブリックスペースです。
大きなカウンターでくつろぎの時間を。この日は三味線の生演奏も。
「なんになさいますか?」
「ジュースください…」
棚には、ウイスキーが並びます。
「ウイスキーには、チョコレートが合うんだってー」と。
「ここはゲストが、ゲームをしたり、のんびり過ごすための場所です」との説明も。
「すごろくもあるー」
バックギャモンのように遊ぶすごろくは、夢中になる面白さがあるそう。
続いて、水辺のテラスへ。
「桜のころは、きれいだろうなぁー」。ここではお抹茶もいただけるそう。目の前に広がる景色を眺めながらいただくお茶は、贅沢の極み。
最後にもうひとつ客室を拝見。そこには、ごろりと横になれる大きなソファーが。
「眠くなっちゃったー」そこで寝ちゃだめー。
「ここならいい?」寝室のベッドにもぐりこむミモロ。そこもダメ~。
しぶしぶベッドから出て、浴室へ。「わーキンカンが浮いてる…」
ヒバのお風呂にも日本の四季が。
すべて客室は、川に面し、窓からは、嵐山の景色が存分に眺められます。
「あ、船がついてる…」
さぁ、プレス発表会もおしまいに…。スタッフの皆様お世話になりました。
すてきな笑顔も、おもてなし。
「バイバイーまた、来まーす」と、渡月橋へと向かう船から、いつまでも手を振るミモロでした。
*「星のや 京都」の詳しい情報は、ホームページから、どうぞ…。
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