2月9日は、祇園の新門前通で行われた「まちなか美術館」の最終日。ミモロは、「また行き遅れちゃった~」と、慌てて出掛けました。
2月1日~9日まで開催されていた「まちなか美術館」という企画は、祇園縄手繁栄会が主催し、四条通の北側、東大路通から大和大路通の一帯が、その会場に。なかでも古美術、骨董のお店やギャラリーが集中する新門前エリアがメイン会場です。
その通り全体を使って、美術館のように店やギャラリーのウィンドーに展示された美術品などを見て歩くというもの。
「新門前通」は、以前もブログで紹介しましたが、知恩院の門前通りで、東大路から大和大路まで続く約500メートルの通り。明治時代、日本を訪れる外国人が増加し、日本の古美術や骨董は、欧米の人々から強い関心を抱かれるようになります。骨董品などを求める外国人美術愛好家のニーズに応え、多くの美術商が店を出したのが、この通りです。
今も、外国人向けのガイドブックには、必ずその名があり、また通りには、英語の表記も目立ちます。
ミモロは、トコトコと新門前通の両脇の美術展やギャラリーを見てまわることに。
ガレやラリックの見事なガラス工芸品が展示されていたり、
仏像もすぐ近くで。
「ホント美術館みたい・・・・」この通りには、国内外の美術品が多数集まっています。美術館と違うのは、その美術品が買えるということ。「欲しいものがあれば、買えるんだー」。また、日頃、敷居が高い、美術展に、気軽に入って鑑賞してもらうというのも、この「まちなか美術館」の目的のひとつです。
宮本武蔵の描いた「水崖小鳥図」や国芳の浮世絵「猫の手踊り」なども展示されています。
両脇に軒を連ねる美術展や骨董店を、次々に見て行くミモロです。
美術館を違うのは、展示作品が買えること。でも、美術館のように作品の解説があまりありません。お店の中に入って、その品についてお店の人に尋ねれば…。でも、やはり敷居が高くて、ミモロは、中に入れませんでした。「だって、ここのお店は、美術品を買おうという人を相手にしてお店でしょ。美術館のように鑑賞することが目的の人は、ホントは、ありがたくないかも…もう少し、解説欲しいなぁー」。そう、重いりっぱな扉を開けて、中に鑑賞のために入るには、やはり躊躇するものが…。
なんとなく、人影もまばらでした。
さて、新門前通を、ミモロなりに楽しんだ後、祇園の辰巳大明神にお詣りを。
舞妓さんなどもお詣りに訪れる社。春は、桜が咲き誇り、京都らしさ満点のエリアです。そこを流れる白川。ミモロの住む岡崎エリアから、知恩院の前を抜け、ここに流れ、鴨川へと続きます。
現在、琵琶湖疏水の改修工事のため、白川の流れも少なく、また濁っています。改修工事をはじめた途端、川の水は、濁り、水藻も枯れてしまいました。「魚たちどうしてるんだろ?」と、琵琶湖疏水と白川を見るたびに心配になるミモロです。
「さぁ、ランチに行かなくちゃ…」と、向かったのは、大和大路通にある「ぎおん琢磨」という日本料理店。
その日は、お召しなど京呉服を扱う「弓月」の食事会に、ミモロは招かれたのです。
出席するには、和服を着て行くこと…だからミモロも小紋を着ています。
「和服は、それを着る機会がないと…」と、女将が毎月、食事会や踊り鑑賞会など、さまざま企画を立て、着物を楽しむ機会を作っています。
ミモロは、次々に並ぶ料理に夢中。
和服は、京都の人でも、なかなか着る機会がないと…。箪笥の肥やしにしている人も多いのが実情。でも、京都には、やはり着物が似合います。「着物を着ると、なんかシャンとする…」「2割増しで美人になる…」との声も。京都では、MKタクシーや美術館など、和服で利用すると割引があるシステムも。
「背中にホカロン付けてるから、冬に着物を着ても温かいー」とミモロ。ミニホカロンもミモロの背中では、全面に。
「アチチ~」しばらくして背中が熱くなったミモロ。「なんかカチカチ山のタヌキになったみたい…」と、慌てて外していました。くれぐれも低温やけどにご注意を…。
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