京都の梅の名所は、数々あれど、ミモロが昨年、一番感激したのは、京都駅の南方向にある、方除の神社として知られる「城南宮」。神苑には、150本ものしだれ梅があり、その美しさは、圧巻です。「今年もそろそろ梅咲きはじめたかなぁー」と、楽しみに出かけたミモロです。


この神社は、梅だけでなく、椿、桜、つつじ、ヤマブキ、藤など、さまざまな花が彩る、「源氏物語花の庭」という広いお庭があります。
「あ、椿が咲いてる~」


すでに椿は、次々に咲き始めています。さて、梅はというと…



「こっちは、ちょっと早すぎた~」と、これまた残念。昨年は、梅の開花は、かなり遅れましたが、今年は、平年並みという感じ。

「梅の花が、こんなに艶やかだって知らなかったー。まるで枝垂れ桜みたい…」と、驚いた梅です。東京では、あまり馴染みのなかったしだれ梅。「京都って、しだれ桜やしだれ梅って、風に揺れるお花が似合うね」と。寒さ厳しい冬に、凛として花をつける梅とは、イメージが異なり、かなり華やかです。
小川、白砂の庭、滝や池など、さまざまな趣が楽しめる、変化に富んだ庭は、京都の数ある神社のなかでも、見応えのあるもののひとつです。



でも、まだ、今は冬景色。



庭を見学したミモロは、本殿へ参拝。(本当は、本殿に参拝してから、清らかな気持ちになってから、お庭を見学するのだそう)


ここ「城南宮」は、平安遷都の折、南の守護神として、創建されました。だから「王城(都)の南」という意味で、この名前に。また、白河上皇の離宮「鳥羽殿」が造営され、鎮守社として崇められたそう。

さらに、都の南を守る神社として、古くから方除けの神社として信仰を集めています。
「あれ?一寸法師…どうして、これがキャラクターなの?」

神社の方に伺うと、この鳥羽の地は、都への交通の要所。都への玄関口でした。大阪からお椀の船に乗って、都にやってきた一寸法師が、京都に入ったのも、この辺りからとか…。その後、お姫様を鬼から守ったり、ドンドン出世して、立派なお侍になったということから、立身出世の神社としても、崇敬されているのだそう。
「背も高くなるのかな?」とミモロ。うーそのご利益は、どうでしょうか?
新しくなった社務所に行くと、いろいろな方除けのお札や御守などの隣りに、今年の干支の午のおみくじが。


「今年だけのおみくじです。手描きなので、みんな少しずつ表情が違うんですよ」と、神社オリジナルのおみくじ(500円)。

「きっといいことあるよ~」と、嬉しそうに馬のおみくじを抱いて、神社を後にしたミモロでした。
*「城南宮」の詳しい情報、また梅の開花情報などは、ホームページで。「しだれ梅と椿まつり」は、2月18日から3月21日。期間中、毎日10時から梅が枝巫女神楽が奉納されます。

人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね。ミモロより、お願いでーす。