ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都梅だより。150本のしだれ梅の名所「城南宮」。開花は来週ごろ。方除、出世運のご利益も

2014-02-22 | 自然


京都の梅の名所は、数々あれど、ミモロが昨年、一番感激したのは、京都駅の南方向にある、方除の神社として知られる「城南宮」。神苑には、150本ものしだれ梅があり、その美しさは、圧巻です。「今年もそろそろ梅咲きはじめたかなぁー」と、楽しみに出かけたミモロです。
 
この神社は、梅だけでなく、椿、桜、つつじ、ヤマブキ、藤など、さまざまな花が彩る、「源氏物語花の庭」という広いお庭があります。
「あ、椿が咲いてる~」
 
すでに椿は、次々に咲き始めています。さて、梅はというと…
早咲きの椿は、すでに見ごろを迎えていますが、楽しみにしていた、しだれ梅などは、まだ蕾。
 
「こっちは、ちょっと早すぎた~」と、これまた残念。昨年は、梅の開花は、かなり遅れましたが、今年は、平年並みという感じ。咲くとこんな感じに…。(昨年、ミモロは、リポートしていますので、ミモロ 城南宮で検索してみてください)
「梅の花が、こんなに艶やかだって知らなかったー。まるで枝垂れ桜みたい…」と、驚いた梅です。東京では、あまり馴染みのなかったしだれ梅。「京都って、しだれ桜やしだれ梅って、風に揺れるお花が似合うね」と。寒さ厳しい冬に、凛として花をつける梅とは、イメージが異なり、かなり華やかです。

小川、白砂の庭、滝や池など、さまざまな趣が楽しめる、変化に富んだ庭は、京都の数ある神社のなかでも、見応えのあるもののひとつです。

でも、まだ、今は冬景色。「やっぱり早すぎたー」と…梅を諦め、トコトコと庭を歩いていると、巫女さんの姿を見つけました。「こんにちはー何してるんですか?」
タスキ掛けで、手には白い布をお掃除の最中でした。建物の壁は、手際よく拭いてゆきます。「神社って、ああやって、いつもキレイにしてるんだー」と。清められた神社は、きっとご利益も…そんな気になります。

庭を見学したミモロは、本殿へ参拝。(本当は、本殿に参拝してから、清らかな気持ちになってから、お庭を見学するのだそう)
 
ここ「城南宮」は、平安遷都の折、南の守護神として、創建されました。だから「王城(都)の南」という意味で、この名前に。また、白河上皇の離宮「鳥羽殿」が造営され、鎮守社として崇められたそう。
ご祭神は、国常立命(くにのとこたちのみこと)、八千矛神(やちほこのかみ)=大国主命(おおくにぬしのみこと)、息長帯姫命(おきながたらしひめのみこと)=神功皇后 の三柱の神さまです。

さらに、都の南を守る神社として、古くから方除けの神社として信仰を集めています。

「あれ?一寸法師…どうして、これがキャラクターなの?」
神社の方に伺うと、この鳥羽の地は、都への交通の要所。都への玄関口でした。大阪からお椀の船に乗って、都にやってきた一寸法師が、京都に入ったのも、この辺りからとか…。その後、お姫様を鬼から守ったり、ドンドン出世して、立派なお侍になったということから、立身出世の神社としても、崇敬されているのだそう。
「背も高くなるのかな?」とミモロ。うーそのご利益は、どうでしょうか?

新しくなった社務所に行くと、いろいろな方除けのお札や御守などの隣りに、今年の干支の午のおみくじが。
「カワイイ…」とひとつ。

「今年だけのおみくじです。手描きなので、みんな少しずつ表情が違うんですよ」と、神社オリジナルのおみくじ(500円)。
「この子と目があったのー」と。ミモロのおみくじコレクションに、また仲間が増えました。おみくじは、「吉」。
「きっといいことあるよ~」と、嬉しそうに馬のおみくじを抱いて、神社を後にしたミモロでした。

*「城南宮」の詳しい情報、また梅の開花情報などは、ホームページで。「しだれ梅と椿まつり」は、2月18日から3月21日。期間中、毎日10時から梅が枝巫女神楽が奉納されます。



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コメント (4)
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