「あーホント、2月の2日と3日って忙しいんだから…」と、朝からソワソワしていたミモロ。京都では、節分の祭事が本当に盛んです。ミモロの住む東山エリアだけでもまわりきれないほど…。「しかも同じような時刻に福豆マキするんだもの…たくさんもらえないじゃないのー」と、たくさん行けないことが、残念でたまらないよう。
2月2日に、東大路そいの3つの神社の節分祭をめぐる「三社詣」の後、ミモロは、京都で有名な節分祭のひとつが行われる『吉田神社』へと向かいました。
2日、3日の両日は、約800軒の露店が並び、その賑わいは相当なもの。歩くのも大変です。
2日の夕方には、「追儺式(鬼やらい神事)」が行われます。(この詳しいリポートは、昨年のブログでしていますので、よかったら、「ミモロ 吉田神社 節分」で検索してくださいね。)
「わー鬼さん…」青鬼が、追儺式に先立ちやってきました。昨日、リポートした「平安神宮」の「大儺之儀」と同じ内容の神事が、ここでも行われます。でも、ここは境内のスペースも狭く、また人も多いため、見物するのは大変です。特に日曜日の夜になったため、境内は、入場制限状態に。
さて境内のいたるところで、「抽選券付厄除け福豆」が、ひとつ200円で授与されています。
ここの賞品は豪華で、自動車、ギフト券5万円、液晶テレビ、旅行券なども当たります。「でも、ミモロは、自転車がでいいの~」と、ひたすら自転車狙いのミモロです。4日に抽選され、8日に新聞発表されます。「当たるといいなぁ~」と、神社にお願いを…。
また節分の時には、クチナシ色のお札や矢の授与も。山吹色のようなクチナシ染めのものは、厄除けの力があるそう。矢の授与には、お祓いの舞も奉納されます。
「はい、ミモロちゃんも頭を下げて、お祓いしてもらいないさい」と、神社の世話役のおひとりの鈴木さん。ミモロのお友達です。
*「吉田神社」京都市左京区吉田神楽山 京都大学の正門から東へ
「吉田神社」の参拝を終えると、ミモロは、歩いて約10分。再び聖護院付近へ。
交通安全などのご利益で知られる「須賀神社」は、縁結びでも有名。節分の時期は、昔のラブレター「懸想文」を売る烏帽子に水干姿の「懸想文売り」さんがお札を授与しています。
「覆面しててちょっと怖い…」とミモロ。でも、懸想文売りは、ラブレターの代筆業。だから誰が書いているか、秘密にしなくてはいけないので、この姿に…。お札は、タンスなどに入れておくと、衣装が増え、美人になり、良縁に恵まれるとか…。この日も女性の参拝者でにぎわっていました。
ここの福前まきは、2日の午後2時からで、ミモロが到着したころには、すでに終わっていました。残念…
*「須賀神社」京都市左京区聖護院円頓美町1 東大路と丸太町通の角から、一筋北の道を東方向へ。
聖護院と須賀神社のある道は、節分は大賑わい。この辺りは、京都の銘菓八つ橋の発祥の地。その専門店が隣接し、お店の前には、臨時の売り場もできています。そのひとつ「本家西尾八つ橋」では、駐車場のスペースで、節分には御餅つきが行われ、ぜんざいやきな粉餅がふるまわれます。
「はい、どうぞー」ミモロは、きな粉餅をいただきました。つきたてのお餅の美味しさは格別。「今年も食べられてよかったー」と。
「鬼さんいないかな?」と、昨年訪れて時、「ミモロちゃんでしょ?」と声をかけてくれた鬼さんに会いに、ミモロは、聖護院へ。でも、節分祭は、3日。まだ鬼の姿は、ありませんでした。「明日も来なくちゃ…」と、鬼さんに会いたいミモロでした。
そして、翌日の3日の節分当日。再び「聖護院」へ。ここは普段は、文化財の多い宸殿、書院などを公開していないお寺で、修験道の聖地といわれる場所のひとつ。この日も、もちろん山伏姿の修験者が。そして、ちょうど福豆まきがはじまるところに到着。「鬼さんいるねーきっと…」いました黄色や赤、青の鬼さんたちが…。でも、福豆まきやそのあと、金棒で参拝者の頭をさわり厄をはらうお仕事で大忙しの様子。「こんにちはー」というミモロの声も届きません。
福豆まきは、ミモロは、一番後ろの方に。「もう福豆ゲットできないね…」とあきらめかけていたとき、空から福豆が降ってきて、ミモロのすぐ前に。「わーひとつ拾えちゃったー」と。小さな福豆1つを大切そうに…。
「今年は、あいさつできなかったー鬼さん、またねー」と、ミモロは、聖護院を後にしました。
*「聖護院」京都市左京区聖護院中町15 「須賀神社」の向かい側です。
途中、昨日、きな粉餅をいただいた「本家西尾八つ橋」の前を通ります。
なんとまた餅つきに参加。再びきな粉餅をごちそうに…。さぁ、ミモロ、次は「八坂神社」へ行くわよー。「待ってー」と、きな粉餅を頬ばりながら、慌てて追いかけてくるミモロです。
東大路の熊野神社の前から、市バスに乗って、祇園へ。約10分ほどの移動です。
こちらの節分祭は、祇園という場所柄、なかなか艶やか。祇園や宮川町、先斗町の舞妓さんの舞なども披露されます。境内は、大勢の参拝者で、歩くのも大変。舞妓さんの舞も遠くから眺めます。なんと午後から1~2時間おきに豆まきが行われます。「でも、すごく人が多くて…もういいやー」とミモロ。実は、ミモロの関心は、豆まきよりも社務所で授与される「抽選券付き福豆」1つ300円の方。
「あのー3つください…」。なんと3つも…「先行投資…」と。かなりハイリスク、ローリターンだと思うけど…。「だって、ミモロ、六波羅蜜寺の弁天様にくじ運もつけてもらったんだもの…大丈夫だよー」と。
豆についた抽選券をもって、抽選会場へ。その前に、賞品が展示されているところへ立ち寄ります。
「あ、まだ自転車残ってるー。わーミモロにぴったりの赤い自転車だね」と、すっかり当選した気分です。
さぁ、福引へ。「豪華賞品当ててくださいねー」気合をいれて、くじを引きます。
「はい、おめでとう…」渡されたのは、折り畳みのランチボックス、ペットボトル袋とのど飴です。「ありがとう…」と力なく…。
「おかしいなぁ?弁天様、パワーくれたはずなのにー」と、ションボリ。きっともっと大きなもののためにくじ運キープしてくださってるんじゃなの?「そうかも…でも、自転車欲しいなぁ…」。今年もミモロの夢は、叶いません。きっと忘れたころに当たるのかも…。
福豆をポリポリとかじりながら、トコトコと歩き、「平安神宮」へと向かいました。「ホントは、自転車で行きたかったのにー」
*「八坂神社」京都市東山区祇園町北側 四条通の東の突き当りです。
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