今年3回目の節分を京都で迎えたミモロ。「いろんな節分祭を見に行ったけど、近くの平安神宮に行くの忘れてた~」と、今年の節分は、そこへ。
境内に入ったのは、午後2時ごろ。その時間から、「大儺之儀」(だいなのぎ)が始まります。これは、平安時代に宮中で行われていたという年中行事の鬼はらいの行事「追儺式(ついなしき)」を再現したもの。昭和49年に、時代考証の末、細部まで復元されました。
境内に入ると、何やら不思議な人物が。「なんか怖い顔…」目が4つある方相氏(ほうそうし)という大男で、人の何倍も眼力があるそうで、この儀式で鬼をはらう役割を担っています。
「大儺之儀」には、殿上人や儺人、陰陽師など、宮中にまつわる人たちが登場し、四方を矢や桃の枝で清め、鬼を祓います。
独特の歩き方をする陰陽師。矢を放つ上卿(しょうけい)。桃の枝を使う殿上人など
平安時代の儀式が、目の前に繰り広げられます。
「いろんな登場人物がいるんだよー」と、儀式を終え、記念撮影のそばで。
引き続き3時から、「鬼の舞」と「豆まき」が行われます。
それまでミモロは、じっと待つことに…。ねぇ、ミモロ、なに見てるの?
突然「ガォー」と振り返りながら…「鬼の舞」に先立ち、みずから鬼に…。この日のために、ヒョウ柄のワンピースも着ています。すっかり気分は鬼のつもり…。「カワイイ小鬼」と、そばの方々から写真撮影を頼まれたり…。すっかり悦にいっているミモロです。
応天門が開いて、「大儺之儀」で追い払ったはずの鬼が、また現れました。
「え~鬼払いの儀式、効き目なかったの~」と心配そう。鬼たちは、大極殿の中に入っても暴れているみたい…
でも、大極殿にいた人たちに豆をぶつけられて、逃げ始めました。
「あ、こっちに逃げてくるー」ミモロの前に鬼たちが迫ってきました。怖い顔をした鬼のひとり?が、小さな鬼を見つけました。
「ここにも鬼がいるぞー!」「わーん、本物の鬼じゃないのー。食べないでー」と、鬼に見つめられて泣きべそをかくミモロです。近くの人が、豆をぶつけてくれて、鬼は、ミモロの前から退散。「ふー怖かったー」と震えます。
さぁ、鬼が無事に退散したところで、いよいよみんなのお楽しみ豆まきがはじまりました。
「走らないでください。みなさんが鬼にならないように…」とのアナウンスが。ミモロは、大勢の人に押しつぶされないように、脇の方に立っています。みんな投げられる豆を我先にと奪い合いが…。すると脇にいたミモロの前に福豆の袋が降ってきました。ひとつ拾ったミモロ。「福が落ちて来たよー。待ってると福に恵まれるんだねー」と。さらにそばにいた背の高い男の方が、掴んだ豆をミモロに「はい、どうぞ…。もう自分は十分もらったから…」と、次々に分けてくれました。お蔭で、ミモロは、5袋も福豆を手にすることに…。
「たくさん福豆もらえてよかったねー」と、大阪から来たと言う素敵なカメラ女子のお二人。
りっぱな一眼レフカメラを馴れた手つきで操作して、シャッターを切っていました。
そして、この日の最後は、崇敬者からの願いを込めて寄せられた「火焚串」をお焚き上げする「大火焚神事」が行われました。
モクモクと上がる煙、ときどきオレンジ色の火柱も上がります。煙と共に、さまざまな邪気や禍が、祓われて、つつがない人々の暮らしを守ります。
ポカポカ陽気の今年の節分。この日から、暦の1年が始まりました。
*「平安神宮」の詳しい情報は、ホームページで
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