冬のある日、ミモロは、山陽新幹線に乗って、九州の大分、湯布院に出掛けました。九州は、京都から新幹線で一本。東京に行く感覚で、西に進めばいいわけです。
「温泉、料理、そして大自然…に触れ合うんだ~」と、いそいそ出かけたミモロです。
ミモロは、博多からレンタカーで、湯布院に入りました。まず、ランチに訪れたのは、湯布院町の郊外にある塚原高原。湯布院ICから車で約20分。大自然に抱かれた静かな村です。
「わー由布岳がよく見える…」
ここ塚原高原は、由布岳の麓に広がる高原。NPO法人「日本で最も美しい村」連合に加盟しているところで、昔ながらの田舎の景色に心和みます。このNPO法人は、小さくても輝くオンリーワンを持つ農山村が、誇りを持って自立し、将来にわたり美しい地域であり続けるために活動しているもの。北海道の美瑛町、岐阜の白川村、京都の伊根町なども加盟しています。「なんかのんびりするねぇー。こういう景色っていいなぁー」と。
見渡す限り広がる畑のそばに、ミモロが目指す1軒のお家…地元の野菜がふんだんに味わえる「オーガニックキッチン&カフェ 自然食ゆうど」があります。「美味しい野菜がたくさん食べられるのよ。」とお友達に勧められたお店です。
「こんにちはー」とドアを開け、中へ。
山荘風の建物の中には、大きな薪ストーブも。
大きな窓の外には、のどかな農村の景色が広がります。
「いらっしゃいませー」と、笑顔で迎えてくださったのは、オーナーの冨高利弘さんと奥様。このお店を開業して5年に。地元の人との触れ合いから、生まれたオーガニックの野菜や自然食を扱うお店です。都会暮らしも経験したお二人、塚原の自然に魅了され、ここに住むことに。「由布院の町は、次々にお店ができて、昔ながらの自然を守るのがむずかしい状態です。まだここには、素朴でのどかな景色があり、それを求めて、足をのばしてくださる方も増えています」と。
インターネットが普及した今、田舎暮らしは、昔のイメージとはかなり異なっているようです。必要なものは、なんでもインターネットで注文でき、宅急便で届きます。情報も、どこにいても世界中から得ることができます。都会に住む利便性は、田舎でもある程度得ることができるようになりました。「ここに住んで、不便と感じることはありません」とおっしゃるおふたり。
「なんかすごくオシャレな感じがするー」と、お店やお二人の様子をみて、思うミモロです。
さて、ランチは、1種類のみ。その日の新鮮な野菜が、プレートにいっぱい登場します。
野菜の本来の味を活かしたシンプルなスタイル。オリーブオイルや特製のソースなどでいただきます。色とりどりの新鮮な野菜を前に、「まるでお花畑みたい…どれから食べようかなぁー」「ご近所の農家などで作られた有機栽培の野菜です。
「なんか野菜のパワーがつまっている感じ…野菜って、美味しいねぇー」いつも魚や肉が大好きなミモロも、その野菜の美味しさに感激。
「お外でも食べられるの?」とミモロ。「ちょっと寒いけれど、よかったらどうぞ」と。
大自然を眺めながらいただくランチ。その気持ちよさは格別です。
「安全で、体にいいものを、みなさんにご紹介しています」と。店内の棚には、富高さんが選んだ体にいい食品がいろいろ。なかでも調味料には、心惹かれるものが。
イタリア産の天日塩のハーブソルト、圧搾の黒ゴマ油やオリーブオイル、えごま油や、薬膳ラー油など、料理に使いたくなる品々が豊富に。
店の一角には、オーガニックの野菜も。
「このコーヒー美味しいねー」とミモロが、テラスで食後に飲んだコーヒーは、玄米だけでつくったもの。「便秘や冷え症の方におすすめで、体の中の解毒作用があるんですよ」と。「お友達にプレゼントしよう…」と、京都の冷えに悩まされているお友達へのおみやげにすることに。
九州は、食材の宝庫。大地の恵みを受けた野菜の美味しさも、訪れるたびに感激します。
「今回、何を食べれるのかなぁー」と、由布院旅を楽しみにするミモロです。
*「自然食 ゆうど」大分県由布市湯布院町塚原44の7 0977-85-5066 9:00~18:00 ランチは、11:30~14:00LO 火・水曜休み アクセス:湯布院ICから塚原方面へ約20分 湯布院町から車で約12分 *インターネットで自然食品の注文も可能
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