ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

平安時代から、ご利益が噂される「縁結びの柳」やかわいい「鳩みくじ」がある、「六角堂」

2015-02-01 | 寺社仏閣

錦市場へも徒歩6分ほどにある「六角堂」は、昔から京の人々から、厚く崇敬されている寺院です。聖徳太子が創建したと伝えられる古刹で、生け花発祥の地と言われ「池坊」と深い関係があることでも知られます。
 境内をあちこち散策しているミモロ。境内本堂の前に、六角形の石を見つけました。「なんだろ?これ…」
「石灯籠の台座かな?」そばの説明書きを見ると…。この石は「へそ石」と呼ばれ、ここが京都の中心地だったことを物語る石なのだそう。以前は、門の前を通る、六角通にあったのを、明治初期にこの場所に移転。今に至ります。
「へぇ~これが京都のおへそなんだ~」

そのそばには、大きな柳が枝を地面まで垂らしています。その枝には、たくさんの白い紙が縛り付けられ、まるで白い花のよう。この柳は、「六角柳」で、植物辞典にも「ロッカクヤナギ」という項目がありました。
植物辞典によると、樹姿が優美なのが特徴で、京都の六角堂の別当、小野妹子が、この地に3株植えたのだそう。

この柳が縁結びの柳と言われるのは、その昔、妃を求めていた嵯峨天皇が、夢のお告げで、この柳のところに来たところ、なんとそこに絶世の美女がいたそう。もちろん一目ぼれで、妃に迎えたのだとか。以来、「六角堂に願かけすると、良縁に恵まれる」との噂が人々に伝わり、今も、良縁を求めて多くの人たちが訪れるのだとか。
「え~ここにお願いするとイケメンのお相手が見つかるの?」と目を輝かせるミモロ。う~イケメンかどうかはわからないけど、それなりにふさわしいお相手に出会えるんじゃないの?
「ミモロも願掛けしようかな~」と。長い柳の枝に、自分の願いを書いた紙を縛ります。その時、2本の枝に結びつけるのが、ポイントなのだとか。
「え~この願掛けの紙、たくさんの枝を結んでるよ~。関係複雑になっちゃうかも…」と心配するミモロ。きっとお友達がたくさんできるようにお願いしたのかもよ…。

境内の入り口には、古い趣の建物が…。ここは、「お茶所」
 
「お菓子売ってる~」と、立ち尽くすミモロ。ここには、六角形のへそ石の形の和菓子が、名物として参拝客に人気。
中には、古い大きな茶釜があり、昔は、参拝客にお茶やお湯の振る舞いがあったのだとか。
「お茶とお菓子、セットでいただけるんだってよ~」と、でも、まもなく閉門時間のため、すでにお茶などはおしまいに…。残念でした~。

この茶所の半分は、「西国三十三か所」の札所になっています。

「ねぇ、ここは鳩みくじっていうのが人気なんだよ…」
今は、いろんな神社で、動物と組み合わせたおみくじはよく見ますが、ここはその先駆け。小さな鳩がみくじを抱えています。
「あの~ひとつください…」また、ミモロのおみくじコレクションが増えました。
「ほら、かわいいよ~」開けないの?「開けないの!おうちに持って帰るの…」とそのまま家へ。

「まもなく閉門でーす」との声。ミモロは、慌てて外へ…。「錦市場を通って帰ろう…」と、トコトコと東へ東へと歩いてゆきました。12月に比べ、日没の時間が遅くなってように感じます。「明日、雪なんだって…」と言いながら夕暮れ時の京の町を歩きます。

*「六角堂」の詳しい情報は、ホームページで


人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね~ミモロより
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする