河原町通と丸太町通の交差点の南側に、ミモロの気になるお店があります。
「なんかヨーロッパの喫茶店みたい…おしゃれ~」と、前を通るたびに、中を覗いていました。
「一度入ってみたいよ~」とのリクエストで、ある日、そこへ出かけることに…。
「こんにちは~」店内は、まるで心地よい居間を思わせる造り。
窓辺に置かれたアンティークの家具が、落ち着いた雰囲気を作っています。
「なんかいい感じ~」と。さっそくミモロは、窓辺のテーブルへ。「なにいただこうかな?」と、メニューをじっくり読んでいます。
「いらっしゃいませ~」
ここは、オーナーの浅井保幸さんが、オープンして5年目となるティープレイス。かつて、紅茶の専門店に勤めていた経験から、紅茶にこだわったお店で、その種類に豊富。紅茶好きには、たまらないお店です。「インテリアは、英国のコロニアルをイメージして、設計の人と、相談して作りました」と。
「紅茶は、コットンフィルターというフランスなど、ヨーロッパで主に使われている方法で、1杯、1杯淹れるので、多少お時間がかかります」と。
コットンフィルターというのは、布製の袋の中に茶葉を入れて、ゆっくり蒸すように淹れる方法です。「お湯を注ぎながら、茶葉の動きを調整して、美味しいお茶を淹れるんですよ」と。
ポットに入れられたお茶は、一番のその紅茶が美味しい状態に…。そこからカップに注ぎます。
「たっぷり飲める…」
店に用意されたさまざまなカップ。お客様のイメージでオーナーが選びます。そしてスコーンやアップルパイ、シフォンケーキなどのお菓子もそろっています。
「え~と、メイプルシフォンケーキお願いします」とミモロ。大きなシフォンケーキがミモロの前に…。「わ~フワフワで美味しい」
ミモロは、ケーキと紅茶を味わいながら、店内を見回します。
天井には、南国にあるような扇風機。そして壁には、古い木材がまるで絵画のようにフレームに…。
「ここは、80年前の町家を改装したんです。壁の木材は、この建物の内部なんですよ」と。「へぇ~素敵な絵みたい…」と。
「ちょっと2階にあがってもいいですか?」「はい、どうぞ…」ミモロは、階段を上がり2階から下を眺めます。
床のブルーと白のタイルが…「なんかカジュアルなんだけど、品がある…」と。
店に流れるBGMは、ちょっと懐かしいポップス。「カーペンダーズだって…」今は珍しいレコードプレーヤー。そこから流れるメロディーは、懐かしいものばかり。
窓辺に注ぐ穏やかな陽光…窓の外は、河原町通ですが、なんとなく別のおしゃれな通りのような気がしてきます。
ミモロは、のんびり優雅にティータイムを過ごします。「こんど、お友達連れて来よう…きっと喜ぶね~」と、言いながら、薫り高い紅茶を鼻をピクピクさせながら、味わっていました。
*「MISSLIM」京都市上京区河原町丸太町下ル伊勢屋町400 075-231-4688 12:00~19:00LO 木曜・第1、3金曜休み 河原町通丸太町通の交差点の南西の河原町通り沿いです。
人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね~ミモロより