京都には、いろいろな専門店があります。四条通にある「平岡旗製造株式会社」は、京都で最初の旗の専門店です。
店内に入ると、中には、さまざまな旗、そして優勝カップなどがズラリと飾られています。
旗の専門店ですが、ここには、さまざまな人の偉業や努力を賞賛する品々が揃っているのです。
創業は、明治20年。現在の社長、平岡昌高さんは、4代目になります。
創業当初の明治、大正期は、のれんなど、商売に関係するもの以外に、日清・日露戦争の影響で、幕、そして国旗などの需要が急増したそう。
平和な世の中になり、旗やのぼり、幕などは、スポーツやイベントなどに欠かせないものに。
「応援するとき、旗ふったりするものね~」とミモロ。
甲子園の高校野球の優勝旗もここで製作されたもの。「へぇー知らずに目にしているもので、実は、ここの製品って以外に多いのかも…」とミモロはふと思いました。
その後、旗だけでなく、優勝カップ、トロフィー、バッジ、記念品なども幅広く扱うようになりました。
「こういうトロフィー欲しいな~」とショーウィンドウをのぞくミモロ。
そういうものは、自分で買ってもなんの意味もありません。贈られてこそ、意味があるもの。
「わ~りっぱな旗…刺繍でできてる~すごい~」
神社などの祭事に使われる旗などは、熟練した職人の手仕事で丁寧に作られます。
「へぇ~お相撲さんの化粧まわしだ~。すごく豪華…」
さまざまな関取の化粧まわしも手掛けています。
祭事の旗も化粧まわしも、また優勝旗などは、すべて正絹の生地に金糸・銀糸の輝く糸を多用し、また別染めの絹糸で、一針一針手で刺繍されてゆきます。
「イベントやお祭りの半纏なんかもあるんだ~」
染めの技術を活かした半被や暖簾、旗なども、注文が多いそう。
「ここには、完成品がないんだ~」とミモロ。そう、すべてオーダーで、顧客のニーズにこたえた品を作るのです。トロフィーやカップにも、文字を彫りこまなくてはなりませんから。
たとえば、こんな注文も…「あの~ミモロのバッジできますか?」
社章や記念バッジなども、種類が豊富。「どんな感じのもの作りますか?」とお店の方。「わ~いろいろあるんだ~」とミモロ。いろいろお話しを伺って…「また、考えて、出直します…」と、「いつかミモロクラブを作ったら、メンバーバッジ配るんだ~」と夢を抱くミモロです。
「ここのお店で作られるものって、もらったらうれしいものばかりなんだ~。ミモロも京都市から『おもてなしリーダー』って書かれたバッジいただいて、すごくうれしかったもの…」
人の気持ちを高揚させ、また、励ます旗…努力や偉業をたたえる品々…ここで作られる品々は、悦びと共にあるのです。
「はい、これ、どうぞ…」と、ミモロは、胸に小さな花の名札をつけてもらいました。「これにお名前書いて、いろんなイベントに行っちゃおうかな~」とミモロは、誇らしげに胸に…。それつけて、どこいくの?「わかんないけど…」
いつかどこかでゲストに呼ばれたら、つけていきましょうね。そんな日が、くるといいね~ミモロ。
*「平岡旗製造株式会社」京都市下京区四条通西洞院東入ル 075-221-1500 9:00~17:30 土・日曜休み
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